この中から剣を1本出して使うことも、複数の武器を一斉に飛ばすこともできるという便利な一品。

しかし宝物庫の中身は持ち主の財力によって変わってくる。

つまり贅(ぜい)を極めたギルガメッシュが使うからこそ脅威になるのだ。

さすが英雄王!■螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック) キャスター(ジル・ド・レェ)が持つ人間の皮でできた魔導書。

ジル・ド・レェは英仏百年戦争のフランス軍元帥を務めた騎士で、本来は魔術師としての能力はない。

しかし、この宝具を使うことで深海の海魔を召喚できる。

■妄想幻像(ザバーニーヤ) 生前は暗殺教団の指導者で、多重人格障害を持っていたアサシン(ハサン・ザッバーハ)ならではの宝具。

自分の精神を分割して複数のサーヴァントとして実現化できる。

「全て」のアサシンを集めてライダーに挑んだが、「王の軍勢」によって蹂躙(じゅうりん)され、最初の脱落者になってしまった。

■騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー) バーサーカーの宝具で、手にした物なら鉄パイプでも戦闘機でも、なんでも自分の宝具にできる能力。

武器を射出して戦うアーチャーにとって天敵といえる。

[番外編] その他、よく出てくる単語や印象深いセリフ、キーワードをピックアップしてみた。

■クルミの冬芽(ふゆめ) セイバーのマスター、衛宮切嗣(えみやきりつぐ)が娘のイリヤと探していたもの。

ふだん冷徹なイメージの切嗣が、ほほ笑ましい父娘の姿をうかがわせる貴重なシーンである。

■これは決闘ではなく誅伐(ちゅうばつ)だ! ランサーのマスター、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトがアインツベルン城に乗り込んだ際、切嗣から地雷の歓迎を受けて発した名ゼリフ。

■黒子(ほくろ) ランサーの右目の下にあり、女性を魅了してしまう呪いがかけられている。

前世では主君の婚約者を魅了して恋に落ち、結果、主君に見殺しにされた過去を持つ。

現代ではマスターであるケイネスの許婚(いいなずけ)・ソラウに好かれてしまい、ケイネスより疑心を持たれてしまう。

■常に余裕をもって優雅たれ アーチャーのマスター、遠坂時臣(とおさかときおみ)が娘の凛(りん)に対して教えた家訓。

確かに時臣はどんなときもエレガントな振る舞いだ。

■雑種(ざっしゅ) アーチャーが他者に対して使う呼び名。

唯一無二の英雄王から見たら、自分以外の生き物など雑種にすぎないらしい。

アーチャーにだったら、呼ばれてみたいかも!?■愉悦(ゆえつ) 心から喜び、楽しむこと。

言峰綺礼(ことみねきれい)は聖杯戦争にかける願いがなく、興味もない。

そんな綺礼に対してアーチャーが「理想もなく、悲願もない。

ならば愉悦を望めばいいだけではないか」と言い放った。

以後、綺礼は自分にとっての「愉悦」とは何なのかを探すことになる。

アーチャーがその言葉で綺礼を翻弄(ほんろう)するもの「愉悦」なのかも?■青髭(あおひげ) キャスターがマスターの雨生龍之介(うりゅうりゅうのすけ)に対して名乗った名前。

小児を大量虐殺したジル・ド・レェの刑死後、人々が彼を「青髭」と呼んだことによる。

龍之介は親しみを込めて「青髭の旦那」または「旦那」と呼んでいる。

■COOL(クール) 龍之介がもっともヒートアップしたときに使う言葉。

龍之介の宗教観に啓示を受けたキャスターは「最高のCOOLをご覧に入れましょう!!」と、巨大な海魔を召喚し、冬木市に最大の災厄をもたらす。

■アドミラブル大戦略? ライダーのお気に入りのゲームソフト。

第7話では通信販売でロゴTシャツを勝手に買って、ウェイバーに怒られる。

第13話では初回限定版のソフトとゲーム機本体を購入。

古代の王は現代を楽しんでいる様子。

■デコピン ライダーがマスターのウェイバーの意見を一蹴するときに使った技。

ウェイバーが軽く吹き飛ぶほどの威力がある。

 まだまだ用語は数多く存在する。

『Fate/Zero』アニメ公式サイトにも「用語解説集」が掲載されているので、興味を持った人はさらに掘り下げて研究してみては!?  ストーリーの捉え方や登場人物の印象が180度変わるかも! 知れば知るほど面白くなる『Fate/Zero』……う〜ん、奥が深い!!文●サンプラント2012年4月より、TOKYO MX・MBS他にてセカンドシーズン放送中公式HP http://www.fate-zero.jp/画像は(C)Nitroplus/TYPE-MOON・ufotable・FZPC