大阪丸ごとミュージアム
W選挙などで今、何かと話題の大阪。
そんな大阪のイメージは何だろうか。“お笑いの町・食の町”と言う声はまだまだ多いのではないか。
しかし、大阪には美しい場所がある。建物がある。それを丸ごと見所にしてしまおう、と、打ち出している計画がある。
これが“大阪ミュージアム構想”だ。
これは平成20年の5月に橋下徹大阪市長が知事時代の記者会見で打ち出した、「大阪のまち全体を、ミュージアムに」と言う考え方。
博物館を作り、そこに何かを飾るという方法ではない。今ある大阪のまちをミュージアムに見たてようというのだ。
大阪の近辺、京都や神戸は古都の雰囲気やファッショナブルな雰囲気がある。
しかし大阪には具体的な雰囲気が薄い。まず浮かぶのは道頓堀や大阪城くらいではないか。
大阪にも風光明媚、レトロな建物や地域が多い。しかしそれらはビジネス街や住宅街に点在し、埋没しがち。
そんな大阪のまちの雰囲気をもっと知って貰いたい、見て貰いたい。「大阪のまちを歩くだけで、まるでミュージアムみたいだね」と思ってもらえたら。と期待の元に始まった構想なのだ。
おすすめのスポットは、
・大正ロマンの香る中央公会堂とバラ公園が続く中之島の街並み
・秋には金色に輝く御堂筋の銀杏並木
・ハイキングもできる摂津峡
など。
冬の間はイルミネーションも見所。
クリスマスまでは水都大阪の名の通り、川沿いで“OSAKA光のルネサンス”と言うイベントも実施された。 大阪市役所や図書館の建物などがイルミネーションで彩られ、例年以上の人出があったそうだ。
さらに大阪市を北から南へ縦断する道路、御堂筋もイルミネーションで飾られた。今年は1.9キロメートル。日本最長となり、これは1月22日まで見学可能だそう。
そんな府のお勧めだけでなく、府民がお気に入りのミュージアムスポットを紹介することもできる。
12月現在で1209件。府民目線で登録された逸品揃いだ。
さらに先日からは、スマートフォンなどで大阪ミュージアム登録物を見ることができるアプリサービス「大阪ミュージアム構想モバイルガイドシステム」もスタート。
各地域と協力することで、スタンプラリーなどの遊びも導入する予定だとか。
実はあちこちに魅力ある場所が点在する大阪。年によって推す地域を変え、23年度は豊中など北摂中心に推して行く予定だとか。
その「あちこちにいっぱいあること」も魅力のひとつとして発信していきたいと意気込む。
市長が変わったことで何か変化はあるのか伺ってみたところ「橋下市長にかわったことでさらにミュージアム構想が注目され、皆様から、たくさんの推薦があることを期待しております」とのこと。
23年度、ますますミュージアム化していく大阪。そんな大阪のミュージアムを巡るお散歩なんて、いかがでしょう。
(のなかなおみ)
そんな大阪のイメージは何だろうか。“お笑いの町・食の町”と言う声はまだまだ多いのではないか。
しかし、大阪には美しい場所がある。建物がある。それを丸ごと見所にしてしまおう、と、打ち出している計画がある。
これが“大阪ミュージアム構想”だ。
これは平成20年の5月に橋下徹大阪市長が知事時代の記者会見で打ち出した、「大阪のまち全体を、ミュージアムに」と言う考え方。
博物館を作り、そこに何かを飾るという方法ではない。今ある大阪のまちをミュージアムに見たてようというのだ。
しかし大阪には具体的な雰囲気が薄い。まず浮かぶのは道頓堀や大阪城くらいではないか。
大阪にも風光明媚、レトロな建物や地域が多い。しかしそれらはビジネス街や住宅街に点在し、埋没しがち。
そんな大阪のまちの雰囲気をもっと知って貰いたい、見て貰いたい。「大阪のまちを歩くだけで、まるでミュージアムみたいだね」と思ってもらえたら。と期待の元に始まった構想なのだ。
おすすめのスポットは、
・大正ロマンの香る中央公会堂とバラ公園が続く中之島の街並み
・秋には金色に輝く御堂筋の銀杏並木
・ハイキングもできる摂津峡
など。
冬の間はイルミネーションも見所。
クリスマスまでは水都大阪の名の通り、川沿いで“OSAKA光のルネサンス”と言うイベントも実施された。 大阪市役所や図書館の建物などがイルミネーションで彩られ、例年以上の人出があったそうだ。
さらに大阪市を北から南へ縦断する道路、御堂筋もイルミネーションで飾られた。今年は1.9キロメートル。日本最長となり、これは1月22日まで見学可能だそう。
そんな府のお勧めだけでなく、府民がお気に入りのミュージアムスポットを紹介することもできる。
12月現在で1209件。府民目線で登録された逸品揃いだ。
さらに先日からは、スマートフォンなどで大阪ミュージアム登録物を見ることができるアプリサービス「大阪ミュージアム構想モバイルガイドシステム」もスタート。
各地域と協力することで、スタンプラリーなどの遊びも導入する予定だとか。
実はあちこちに魅力ある場所が点在する大阪。年によって推す地域を変え、23年度は豊中など北摂中心に推して行く予定だとか。
その「あちこちにいっぱいあること」も魅力のひとつとして発信していきたいと意気込む。
市長が変わったことで何か変化はあるのか伺ってみたところ「橋下市長にかわったことでさらにミュージアム構想が注目され、皆様から、たくさんの推薦があることを期待しております」とのこと。
23年度、ますますミュージアム化していく大阪。そんな大阪のミュージアムを巡るお散歩なんて、いかがでしょう。
(のなかなおみ)