この美女はブルガリア支部のアセン選手。来年の全日本大会にも出場する猛者。

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昔から、“美女アスリート”と呼ばれる選手は存在した。とは言いつつも、クエスチョンマークの付く方がいたことも否定はできず……。「えっ、美女かなぁ?」みたいな。
しかし、最近の美女の充実っぷりには、さすがに兜を脱ぐしかない。浅尾美和とか安藤美姫は言わずもがな。“美女アスリート”は、いつからか本当に美女だけになった。

そして、格闘技界にも美女は多い。「本当かなぁ?」と疑う人は、そのクオリティの高さをこちらで確認してください。「極真空手道連盟 極真館」が現在発売している『極真館オフィシャルカレンダー2012』は、なぜか美女だらけ。空手着をまとった美人が、12か月に渡って登場する内容となっているのだ。

これには、きっかけがある。毎年、約1500部を作成し、そのほとんどを販売ではなく世界中の支部に送っていた今までの極真館・カレンダー事情。しかし、その評判は芳しいものではなかったようで……。
「送ったとしても、結局は自宅に飾る人があまりいなかったんです。その理由を聞いたところ、『家に帰って、そんなむさ苦しい写真なんか見たくないよ』とか『ホモに間違われちゃうよ』と言われ、そりゃそうだなと納得しました(笑)」(極真館・染谷さん)

ここから、同団体は振り切った。ある時、試合中に撮影された写真の数々を見ていると、実は綺麗な人たちが多いことに気づいた染谷さん。そこで「こういった写真でカレンダーを作ってみよう!」と決意し、“空手美女だらけのカレンダー”の製作に着手。早速、1800部という例年以上の数を11月の全日本大会で販売し、見事に即完売! 
「その時のカレンダーは2カ月に1枚で計6枚のカレンダーだったんですが、1月に1枚を使った表紙込みで計13枚のカレンダーを新たに製作しました」(染谷さん)
ここからの展開が、実にワールドワイドだ。ブルガリア、ロシア、南米など世界約80か国に存在する支部に「女性会員の写真を送ってくれ」と号令をかけ、結果的に集まった約180枚ほどの写真の中から約30枚を厳選。これらを使用して完成されたのが、現在発売中の第2刷である。

これが話題になったし、リアクションも例年と明らかに異なっている。
「各道場から『あと、もう20〜30部送ってくれ』と、リクエストが寄せられています」(染谷さん)
間違いなく、需要がある。

またネット上からも多くの反響が寄せられているそうだが、それらの反響を受けて、こんな危惧も……。
「恐らく、現在の草食系男子に合ったカレンダーでしょう。あと、コスプレマニアにも不純な理由で受けているようです(笑)。ただ、彼女たちはアキバの女の子たちがコスプレしているんじゃなくて、本当に強い有段者ばかりですからね!」(染谷さん)
勘違いしないでいただきたい。コスプレ写真集ではない。

そんな垂涎もののカレンダーの中、個人的にパッと目を引いたのは表紙に写る金髪美女。この女性はブルガリア支部に所属するアセン選手といい、来年の全日本大会にも出場する猛者らしい。しかもお父さんは道場長も務めており、美しさを兼ね備えたサラブレッドだったりするのだ。
「ちなみにカレンダー中の一番人気は清水杏菜選手で、『可愛い!』といった反響がたくさん寄せられています」(染谷さん)
確かに、可愛い……。

そんな『極真館オフィシャルカレンダー2012』は全国の書店にて1,575円(税込み)で購入することができる。また、Amazonでは1,900円(送料・税込み)で販売中。

「ニーズはありますし、来年以降もたぶんこのコンセプトで作ります」(染谷さん)
空手団体が作る、“美女カレンダー”。ありがとう、目の保養です。
(寺西ジャジューカ)