男性が「もうモテなくてもいいや」と開き直れる5パターン

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恋愛情報サイト「スゴレン」「オトメスゴレン」、大人気ですね。「『女慣れしていないなぁー』と思われる不器用なスキンシップ9パターン」といった形で、恋愛に関しいくつかのパターンを紹介するのが特徴です。モテ男・女になるための指南をしてくれる同サイトですが、むしろ「男性が『もうモテなくてもいいや』と開き直れる9パターン教えてくれ」と思う方もいらっしゃるかと思いますので、最新の取材結果を報告します。ただ、9個もないので、5パターンです。

【1】賢者タイムは裏切らない

大抵の場合、男性が「あー、彼女欲しい〜」と思うことの帰結点は「性行為をしたい」という点にあるものです。そんな時は、「自家発電」をすればもう彼女が欲しいなんてことは思わないものです。「さっきまでの気持ちはなんだったんだろう。あ、PSPやろうっと」となります。そうです。男性の性欲というものはただの射精欲であり、6月11日にOAされた『情熱大陸』(毎日放送)に登場した助産師さん・坂本フジヱさんが言っていたように「排泄行為」でしかないのです。賢者タイム(射精終了後の「もう女なんていいわ」という萎えた気持ち)をもっと信じましょう。

【2】結局金持ちの方がイケメンよりモテる――※ただしリッチマンに限る

さほどイケメンでもない社長や芸人がバンバン女優やアイドルと結婚していきますね。給料の高い会社に行った昔の友人の嫁が美人ってことも多いですね。その共通点は「金持ち」であることです。2009年の「ネット流行語大賞」は「※ただしイケメンに限る」でしたが、本当のところは「※ただしリッチマンに限る」なのではないでしょうか。

今までは「イケメンは生まれつきだからオレがモテないのはしょうがない」と努力をしないための免罪符がありましたが、「※ただしリッチマンに限る」であれば、努力をする必要が出てくるわけです。収入を上げるための努力は相当キツいことでしょう。そんな絶望的な努力をするくらいならば、上記「【1】賢者タイムは裏切らない」を信用した方がいいじゃないか、と開き直れるものです。

【3】一人の人間と深い付き合いになれば、面倒臭い人間関係が激増する

いくら彼女が良い人であったとしても、その周辺の人まであなたにとって心地よい人という保証はありません。今回取材したなかには、「彼女の家族・親戚で自己破産した人が5人いた」という人がいました。「もし結婚などしようものなら、オレがそいつらからむしりとられる……」と彼は彼女と別れるかどうか悩んでいるようです。

【4】男と女のピーク年齢の差は歪みを生じさせるので、見返せる日を楽しみにしとけ

【2】と関係してきますが、実は男性が一番モテるのは収入が上がる35才から40代なのですね。その一方、女性の場合は外見をウリにできる10代から20代後半。その間に彼女たちは結婚に持ちこもうとするもの。しかし、そんな時に低収入の20代男・タカシ君(28歳)は、「フンッ、この貧乏! なんでチェーン店に私を連れていくのよ、プンプン! ハタナカさん(42歳)なんてベージュ東京(高級フレンチ)に連れて行ってくれるのよ! しかもちゃんとタクシーに乗せてくれるのよ!」なんてヒロコさん(28歳)からムゲな扱いを受けてしまいます。

しかしながら、ヒロコさんが33歳になり、ハタナカさん(47歳)には別の若い女ができると、途端にヒロコさんはタカシ君にすり寄ってきます。タカシ君は33歳でそれなりにいい仕事を任せられ、仕事が面白くなり始めたところで、ヒロコさんが「ねぇねぇ、ご飯行こうよ! どこでもいいよ!」と殊勝なことを言ってももはやタカシ君からすれば「うぜぇよ、お前、5年前断ったろ、バーローめ。今はお前よりもっといい女からすり寄られているんだよ、クソったれめ」と思えるものです。そんな日がいつか来ることを夢見て、今は屈辱に耐え、下積み仕事を必死にやろうではありませんか。

【5】モテなかった男は将来イケてる男になる

これは、友人で就活コンサルタントの常見陽平氏と合意したことなのですが、モテなかった男たちは、モテない期間はまさに天才軍師・諸葛孔明が世に出る前の「臥龍」(寝ている龍)状態。その間にマグマの如くたぎるコンプレックスを抱きつつも、「優しさ」「悔しさ」「人を慮る気持ち」「人に感謝する気持ち」というなんだかジャパニーズラップのような精神を培えるのですね。

 

男の価値はなんだかんだいって最後は「仕事」に行きつくので、このコンプレックスとジャパニーズラップ精神があれば、30代で龍は空に飛び立つのであります。今モテない10代〜30代前半の男性の皆様は、モテないことこそイケてる男になるための必要なステップだと考えてみてはいかがでしょうか。

文/中川淳一郎(ネットニュース編集者)


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