斎藤佑樹、澤村拓一、大石達也、福井優也ら目玉選手により、大きな話題となった昨年度のプロ野球ドラフト会議だが、今年はその上をいく人材が揃っているようだ。13日深夜放送、フジテレビ「すぽると!」では、2011年度のドラフトで注目の的となるであろう3選手をピックアップした。

まずは、巨人・原監督の甥として知られる東海大学・菅野智之だ。千葉ロッテ・永野スカウトは、「タレントしては昨年以上のものがあるような気がしています」といい、巨人・山下スカウトは、「去年、早々の1位表明をした時から即戦力の評価をしていた。(今年の新人より)菅野君の方が完投能力は高いと思います」と太鼓判を押す。

一方、「原監督の甥って呼ばれるのが、嫌だった時期があった」と明かす菅野だが、「一人のピッチャーとして認めて貰おうって、ずっと思ってやってきたので、それが自分を厳しい方向、厳しい方向に導いてくれた。原監督の甥ということに関していえば、すごいそのことがここまで成長させてくれた」と語っている。

続いては、東洋大学・藤岡貴裕。「自分は“キレ”にこだわりを持っていて、バッターが速いと思ってくれるような球を目指している。その試合を任された以上、誰にもマウンドを譲りたくないなっていうものはあります」と語る藤岡には、東京ヤクルト・鳥原スカウトも「球も速いですし、キレのあるボールを放りますし、即戦力。左ですぐ使えると。もうローテーションに入るような逸材」と絶賛する。

最後は、明治大学・野村祐輔だ。千葉ロッテ・永野スカウトは「どのボールでも全てストライクを取れますし、どのボールでも全て空振りを取れる。ゲームを作るという意味では、去年の斎藤君同様、もしくはそれ以上のものがある」と評価、自身も「よりコントロールに繊細というか、細かくなりました。まずは日本一になって、プロに入ることが自分の目標です」と語る。

そして、昨年の黄金世代と比べた印象を訊かれた三名は、それぞれ「色々できる投手が揃っている学年だとは思っています」(野村)、「1試合任されたら、しっかり投げることは負けていない」(藤岡)、「完成度としては自分達が上だと思っている」(菅野)と自信を漲らせた。

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