26日発売の「週刊アサヒ芸能」(5.5-12号)では、『中畑清が故郷・福島に熱血エール!「野球を通じて子供たちの笑顔を取り戻したい」』と題し、福島出身で東北地方太平洋沖地震の被災地を訪れた元巨人軍でプロ野球解説者・中畑清氏のコメントを掲載した。

『まず私は、今回ほど頭にきたことはありません。被災者の代表としてではなく、国民の声を代弁して“ふざけるな”と言いたい!』と誌面上からも、その怒りが伝わってくる中畑氏。

その後も、『文字どおり、緊急を要する事態ですから、スピードが命ですよ。それなのに、官邸内に「何とか本部」をいっぱい作って「指揮を執っている」という。いったい何の指揮を執って、何の結果を出しているのか?』と述べるや、『私の実家も、福島で酪農をしていますが、原発事故の影響で、一時は出荷停止になり、本当に苦しんでいました。今は解除されましたが、事故処理が収束に向かわなければ、農家や酪農家の不安は取り除かれません』と語り、酪農を営む実家の実情を明かす。

さらに、『きっと、菅総理は、被災地に行っても、しっかりと被災地と住民を見てないんじゃないでしょうか?言葉には力がなく、目力もありません。プロ野球の世界も、目力を見れば、その選手の本気度がわかります』といい、菅総理の“本気度”に疑問を投げかけると、最後には『今、私個人ができることは、どんなことがあっても、「がんばっぺ!」と励ますことだと思っています。そして、仲間と相談し、被災地の将来を担う子供たちに、野球用具、マンガ本、Tシャツに加え、斎藤佑樹君やダルビッシュ有君や城島健司君らから提供してもらったグッズを届けることをしています』と、現在実践している支援活動を伝えた。

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