(C)2011 realD inc.

写真拡大

 演劇と音楽によって構成される舞台芸術であり歌劇とも呼ばれる「オペラ」。ルネサンス後期の16世紀末、フィレンツェで古代ギリシャの演劇を復興しようという動きが始まり、ギリシャ悲劇を模範に、歌うような台詞を用いる劇が考えられたのが始まりとかなんとかうんねんかんぬん…と、そんな煌びやかそうな歴史もあってか、なんとなく敷居を高く感じて観劇まで足が進まないという御人も中にはいるのではないだろうか。

 しかし、それが“映画”となるといかがだろうか。劇場向け3D技術では世界のトップリーダーであるリアルD社と、1732年の開場以来、国際的にも有名な英国ロイヤル・オペラ・ハウスの共同制作によって映画『カルメン 3Dオペラ』が誕生。オペラ初の3D作品として4月9日より劇場公開が決定した。


 今回3D作品として提供される「カルメン」は、数あるオペラの中でも心に響く音楽がたくさん込められた最も愛されている作品であり、劇中には誰もが一度は聴いた事のあるメロディも多数登場。長年のオペラ鑑賞者は勿論のこと初心者でも楽しめる作品となっている。敷居が高いと思っていた御人もこれなら楽しめるのではないだろうか。

 『カルメン 3Dオペラ』は、4月9日(土)より全国順次ロードショー。

【STORY】
舞台は1820年ごろのスペイン・セビリア。
情熱的なジプシー女カルメンは煙草工場で、兵士ドン・ホセと出会う。カルメンはドン・ホセに意味あり気に花を投げる。タバコ工場では騒ぎが起きて、カルメンが逮捕される。カルメンはホセを誘惑し、逃亡する。営倉入りとなったホセは酒場にカルメンを訪ねるが、運悪く上官に見つかり、カルメンたちの密輸の仲間となる。しかし、カルメンの心は次第に離れて行く。闘牛士エスカミーリョと闘牛場に来ていたカルメンは、ホセと再会し、指輪を投げつける。ホセは逆上しカルメンを刺し殺してしまう。

MOVIE ENTER(ムービーエンター) 〜 映画を楽しむ全ての人にエンター