自分が秘めている可能性は未知数です。好奇心と探究心があれば、仕事の道を切り開くことができるはずです。

■□■ 好奇心の力 ■□■

「仕事の幅を広げていくときに、絶対に必要なものは?」
と聞かれたら、最近はだいたい「モチベーション」という答えが多くなっています。

それはそれで間違いではないと思いますが、私の答えは「好奇心」です。

好奇心とは、やったことのないこと、知らなかったことへの探究心です。
「やったことのないことをやってみたい」「未知のことを知りたい」という気持ちが、原動力になります。
何にでも興味を持ち、何でも面白いと思える心さえあれば、どんな仕事でもこなせる力を授かったも同然だと私は思っています。

自己申告制度(本人が次にどんな仕事をしたいかを聞いてくれる制度)などの仕組みがあったとしても、全員の思い通りにしていたら、組織は成り立ちませんから、多くの人はかならずしも、100%希望通りの仕事をしているわけではありません。
若手社員の離職理由の中に「自分の思い通りの仕事につけない」というものがあるそうです。
これは非常にもったいない。

なぜなら、自分がどんな可能性を秘めているかわからないからです。

たとえば、社内の仕事の種類が仮に8つくらいあったとします。
8つの仕事について自分の「やってみたい」気持ちの順に、第1希望から第8希望まで並べます。この第8希望という言い方が重要です。

仮に第8希望の仕事に着くことになったとしても、ボクならこれを「希望通りの仕事に着いた」と言い切ります。
それぐらいの気持ちで、「来た玉を打つ」という姿勢でいたほうが、結局自分の可能性に気がつくことにつながります。

そうやって「来た玉を打っている」うちにそのうちのいくつかが、誰にも負けない専門性に開花していくのです。


■□■ 世界を変えるのはいつも ■□■

「切り開く」という言葉は素敵です。

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