会社の福利厚生の一環、または社員交流の場として社内のクラブ活動を奨励している企業は少なくない。アシストでもテニス部や野球部、華道部など、いくつかのクラブが休日や就業時間のあとに自主的に集い、練習や試合、または先生を招聘して活動に励んでいる。その中でも、変わりダネの活動といえば、家庭菜園をメインとする「農業クラブ」と、就業時間後に社内で行われている「洋裁クラブ」かもしれない。

【『手仕事楽しみ隊』で公私共に充実する若手社員】
株式会社アシスト 中日本支社技術統括2部 宮澤 祐平
― 2008年、アシストに入社。
研修を経て技術部に配属され、現在システム運用監視製品を担当。

農業クラブは『アシスト、週末農業を助成』というタイトルで昨年は日本経済新聞から取材を受けている。社長のビル・トッテンが、業績が悪化して給料が減っても社員が豊かに暮らすために、食料を例え僅かでも自分で調達することができるようにと、2006年から社内クラブとして発足した。参加表明した社員には、農地代その他として1年間に1人2万円まで会社から補助され、個人または数人のグループで家庭菜園を始めている。

少ない収入でも豊かに暮らす方法として、自分の食べる野菜を自分で作る他にトッテンが奨励するのは、「これまでお金を払って他者にやってもらっていたことを自分の手でできるようにする」こと。例えば、衣服を繕う、家の修繕、モノを買う場合は自分で修理できるものを買う、健康的な生活をすることで医療費を最小限にする、など。確かに大正、昭和生まれの両親や祖父母の時代は、今のように何でも簡単に買えなかったこともあって修理、修繕は当たり前だった。こうしてアシストの中日本支社、名古屋営業所で「洋裁クラブ」が立ち上がった。


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