【NANIOの閑話休題】『福神漬け』の名前の由来と、カレーとの関係。

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 どうもです。NANIOと申します。いつもはいろいろ世知辛いニュースについてのコラムなどをせっせと書いておりますが、たまにはほのぼのとした話題で、皆さんとともに息抜きをしたいと思い、この『閑話休題』シリーズを折に触れて書いていきたいと存じます。よろしくお願いします。
福神漬けって…何だろう? さて、ゆうべの晩ご飯はカレーだったんです。僕はカレーが大好きで、いわゆる「カレーライス」から本格インドカレー、果てはタイのココナッツ系のカレーまで、とにかくカレーと名の付くものには目がありません。
 で、昨日は複数のカレールーをミックスしたカレーライスを食べたわけですが、カレーライスにはやっぱり福神漬け! いや、福神漬けと言えばカレーライスなわけです。でも、何でカレーライスには福神漬けなのか??? そこで、ちょっと調べてみました。
カレー&福神漬け、のはじまり。 福神漬けとカレーライス。この組み合わせの由来は、大正時代に日本郵船の欧州航路を周遊していた一等船客に出されるカレーに添えられたのが始まりなんだそうです。もともとこのカレーにはチャツネが添えられていたのですが、これを福神漬けに変えたところ、カレーの味を引き立てる、と大好評を得たのだそうです。そんないきさつで、この客船のカレーに添えられた福神漬けのウワサは「福神漬けは高級」というイメージとともに、広く普及したと言われています。
7種類の具材が入っているから『福神漬け』 では、福神漬けとはどんな漬物なのか? これにも定義があります。一口で言ってしまうと、大根、茄子(なす)、蓮根(れんこん)、蕪(かぶ)、瓜(うり)、紫蘇(しそ)、鉈豆(なたまめ)の七種類の材料を小さく刻んで醤油や砂糖で漬けた漬物を福神漬けと呼びます。
 この漬物は明治時代初頭、野田清右衛門という人が考案しました。これに、梅亭金鷲(ばいていきんが)という当時の劇作家が『福神漬け』と命名。その理由は、野田清右衛門の茶店があった上野の、不忍池の弁財天に因んでのことだとか。弁財天は七福神のひとりであることから、七つの材料を使ったこの漬け物を七福神になぞらえて『福神漬け』と命名した、というわけです。
 そうやって見ると、確かに福神漬けは、不思議な漬物です。皆さんも今度、カレーを食べるときに、ご飯とカレールーの狭間にちょこんと盛られた福神漬けに注目してみてください。ちゃんと7種類入っているかとか、どれが鉈豆か(っていうか鉈豆ってナニ!?どんな豆?)、とか…そんなことに気を遣りながらカレーを食べると、福神漬けの味わいも随分変わってきて一興かと思いますよ。

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