サッカー・ワールドカップ南アフリカ大会グループリーグは、現地時間25日に行われる4試合で全試合が終了する。日本時間26日早朝には、決勝トーナメントに出場する16強が全て出揃うことになる。

 グループGでは勝ち点6でトップのブラジルがポルトガルと対戦する。ポルトガルが勝つか引き分けると両国の決勝トーナメント進出が決まるが、ブラジルが勝利すると、同時に行われる北朝鮮―コートジボワール戦の結果が関わってくる。とはいえ、ポルトガルが北朝鮮戦で7−0と大勝しているために、コートジボワールは大差で勝利しない限り決勝トーナメント進出の目はない。ただ、すでに敗退が決まっている北朝鮮が、最後まで積極的にゴールと勝ち点を取りに行くことがあれば、ポルトガル戦同様守りにほころびが出た瞬間に大量失点する可能性もある。

 グループHでは、勝ち点6で首位のチリが勝ち点3のスペインと、勝ち点3のスイスと2連敗で勝ち点のないホンジュラスが対戦する。こちらのグループはまだ全チームに進出の可能性が殘されており、結果によっては3チームが同じ勝ち点で並んで得失点差の勝負になることもある。グループGの結果が出た後での試合になることから、1位突破か2位突破かの選択も試合展開に影響することも考えられる。いずれにせよ、2試合とも試合終了まで目が離せない。

 決勝トーナメント1回戦で日本がパラグアイに勝利した場合、準々決勝ではG組2位とH組1位の勝者と対戦することになる。岡田監督が掲げるベスト4進出にも関わってくるグループGとHの結果に注目したい。(編集担当:柳川俊之)



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