21日、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会G組の北朝鮮−ポルトガル戦が行われ、北朝鮮は今大会における最多失点となる0−7で大敗した。試合終了後、北朝鮮の金正勲監督はインタビューで「(大敗および予選敗退でも)懲罰を受けることはないだろう」との見解を示した。

 今大会で北朝鮮は16強入りを目標としており、金正勲監督は試合前、「予選突破は北朝鮮に取ってすばらしい成績であると同時に、われわれの目標でもある」と語っていた。

 ポルトガル戦での北朝鮮は、前半25分まではポルトガルを上回るほどのパフォーマンスを見せ、得点の機会も何度か演出したが、後半に入って爆発したポルトガルの前に7失点を喫し、惨敗した。試合終了後、金正勲監督は「自分の責任である」としながらも、戦術上のミスが大量失点を招いたと語った。

 15日に行われた北朝鮮−ブラジル戦を前に、北朝鮮の選手は負ければ懲罰される可能性があり、炭鉱に送られる可能性もあるとささやかれていたことについて、金正勲監督は「予選突破はできなかったが、懲罰を受けることはない」と明言した。(編集担当:畠山栄)



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