――松山ケンイチさんとはドラマ「セクシーボイスアンドロボ」以来の共演ですね。久しぶりにお会いしていかがでしたか?

大後:「セクシーボイス」の時はコンビみたいにずっと一緒にいて、ずっと笑っていました。でも、今回またご一緒させていただいて、顔合わせの時に「これからはカムイとサヤカで頑張ろうね」って言ってくださったんです。そうして、実際現場に行ったら、顔つきから何からカムイになりきっていたので、私も楽にできました。

――本作はケガ等のトラブルで、一度撮影が中断してしまったそうですが、撮影の期間が空いた事で役作りへの変化はあったのでしょうか?

大後:撮影の前半が私の中で大変だったので、「逆に期間が空いて良かったな」と思いました。その分気持ちも落ち着きましたし、「もっともっと頑張ろう」って思えたので、その空いた時間はあしがたかったですね。

――先ほど崔監督に「全部演じなくていい」とアドバイスいただいたということですが、その他に監督から学んだこと、感じたことはありますか?

大後:撮影中は本当に恐かったのですが、とても熱心に指導してくださいました。最初は辛いこともありましたが、細かい所まで指導してくださったので、監督の作品への思いを強く感じました。撮影以外では…、私はパンが好きなんですけど、そんな話を全くしていなかったのにパンを差し入れしてくださったことがあって、本当に嬉しかったです。「とても優しい方なんだな」と思いました。

――他のキャストの方との思い出で印象に残っていることは?

大後:小林薫さんは何度か共演させていただいていたこともあって、いつも楽しくおしゃべりさせていただきました。そして、小雪さんは本当にお母さんみたいな感じで、体調管理のことや暑さ対策をたくさん教えてくれました。「たくさん飲み物を飲んだほうがいいよ」、とか「ビタミンは何%体内にあるといいんだよ」とか。

――今後挑戦してみたい役や、作品はありますか?

大後:私は小さい頃クラシックバレエを習っていたので、踊りが関係する作品にも携わりたいです。あと、猫が大好きなので、猫が出てくる映画がいいですね(笑)。

「カムイ外伝」ストーリー

 強靭な意志を持ち、剣の達人である忍者、カムイ(松山ケンイチ)は、掟に縛られた世界に嫌気がさし、真の自由を求め、抜忍となる。しかしそれは裏切り者として、かつての仲間など、追っ手と戦い続ける運命を背負うことでもあった。ある日、漁師・半兵衛(小林薫)を助けたことにより、家族として迎えられ、同じ抜忍のスガル(小雪)、半兵衛の娘のサヤカ(大後寿々花)らとともに一時の平穏を得る。しかし、村人の密告により再び追われる身となったカムイは…。

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カムイ外伝 - 作品情報

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