アルゼンチンの優勝で幕を閉じたU-20ワールドカップ・カナダ大会だが、ジャーナリスト投票による最優秀選手賞にアトレティコ・マドリー所属のセルヒオ・アグエロが選出された。

 アグエロは2大会連続、最多の6回目の優勝に輝いたアルゼンチンの代表キャプテンとしてチームを牽引。チェコとの決勝戦でも60分に先制されたながらも、その2分後には同大会自身6点目となるゴールで同点弾を叩き込んでいる。

 同大会6ゴール4アシストという結果を残したアグエロは、ジャーナリスト投票で167ポイントを獲得。2位のマクシミリアーノ・モラレスの71ポイントに大きく差をつけ、文句なしの最優秀選手賞に輝いた。また、バルセロナ所属のジオバニ・ドス・サントスは64ポイントで3位に入っている。そして、この6ゴールでアグエロは同大会の得点王にも輝いている。

ゴールデンボール賞(ジャーナリスト投票)

1位:セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン):167ポイント
2位:マクシミリアーノ・モラレス(アルゼンチン):71ポイント
3位:ジオバニ・ドス・サントス(メキシコ):64ポイント

得点王

1位:セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン):6ゴール4アシスト
2位:アドリアン・ロペス(スペイン):5ゴール0アシスト
3位:マクシミリアーノ・モラレス(アルゼンチン):4ゴール3アシスト

 優勝と最高選手賞、そして得点王を手にしたアグエロは喜びを隠すことなく、「僕にとって全てを意味する日となった。大きな喜びだよ」とコメント。そして、彼の気持ちは早くもアトレティコに向かっている。「この優勝がクラブに戻る僕にたくさんの可能性を与えてくれて、このままうまくいくことに期待している。これからの試合で何が起きるか楽しみだよ」と期待を込めている。

 キャプテンとしてU-20ワールドカップに臨んだアグエロにとってこの優勝は大きな自信となったはず。チームのエースだったフェルナンド・トーレスがリバプールに移籍し、その分19歳のアグエロの活躍に期待がかかる。アトレティコに移籍して2シーズン目を迎える彼もこの自信を胸に新シーズン挑み、ファンの期待に応えたいと固く誓っているに違いない。

(スペイン通信)