21日に10日間におよぶ韓国遠征(ピースカップ)を終えたボルトンのニコラ・アネルカ。一時はボルトン残留が濃厚と報じられたが、サミー・リー監督が「本人が、チャンピオンズリーグに出場するクラブへの移籍を望むなら、反対はしない」と発言、再びアネルカの行方に注目が集まることになった。レキップ紙が報じている。

 これまでの報道によると、アネルカに関心をもっているとされるのは、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、バレンシア、リヨン。このうちアーセナルについては、ベンゲル監督が20日、同紙に「我々はエドゥアルド(・ダ・シウバ、ブラジル出身のクロアチア代表FW)を獲得した。ストライカーばかりをコレクションするつもりはない。ニクラス・ベントナー(デンマーク)の成長にも期待をかけている」と語り、アネルカが不要であることを仄めかした。

 ピースカップ決勝でボルトンと対戦したリヨンは、エースストライカーのフレッジを故障で欠くスタートを強いられ、大物FWの獲得を画策中だが、アネルカ自身がリーグ・アン復帰に乗り気でないと伝えられる。なおレキップ紙は21日、リヨンの補強リストの中に、アーセナルからレアル・マドリーにレンタル中のレジェスの名も浮上、と報じている。