2年に1度、韓国で開催されるピースカップの決勝戦が21日に行なわれ、A組首位のボルトンとB組首位のリヨンが対戦、リヨンがボルトンを1−0で下し、初の優勝カップを手にした。

 リヨンは今シーズンから主将を務めるクリスと、インテルから加入して期待がかかるグロッソという2人の守備の要をケガで欠いたものの、19日のリバープレート戦に欠場したレベイエールとケイタ(骨折部位を保護するプロテクション着用による出場が認められなかった)が復帰、現時点でのベストメンバーに近い布陣で臨むことができた。

 試合は0−0のまま膠着したが、後半39分、途中出場したベン・アルファがドリブルで3人のディフェンスをかわし、パスを受けたシェルストレムが決勝ゴール。リヨンは3大会連続の決勝進出にして初めて優勝を遂げた。大会MVPには、2ゴール1アシストのカリム・ベンゼマが輝いた。

 優勝したリヨンには賞金200万ドル(約2億4250万円)がもたらされた。レキップ紙はウェブ版の速報で、負傷者の続出という苦境に立たされながら、選手たちに自信をもたらす堂々の勝利、シーズン開幕に向け上々のスタートを切った、と勝者を称えている。

 リヨンはこのあとフランスに帰国し、28日のチャンピオンズ・トロフィー(リーグ優勝チームとフランス杯優勝チームが対戦)でソショーと対戦し、8月5日の開幕戦に備える。