大阪万博で巨額の背任行為が発覚 竹中工務店への「現場責任」を問う声も
19日、大阪府警察は2025年に開催された「大阪・関西万博」の会場建設工事をめぐり、工事費用を下請け業者に水増し請求させたとして竹中工務店の現場責任者だった61歳の男性を背任容疑で逮捕した。
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報道によると逮捕された男性は万博のシンボルであった「大屋根リング」の一部などを担当した現場トップの総括作業所長で、万博の下請け業者に対し工事代金として、自宅リフォーム代など約1300万円の水増し分を含んだ約2700万円を竹中工務店に請求させた疑いが持たれている。
万博協会は「万博工事に関連し、不正が行われていたことが事実であれば、誠に遺憾であり、事態を厳粛に受け止める」とし被害を受けた竹中工務店と協力し対策を行っていくとしている。
この報道に対しネットでは竹中工務店の現場トップが、悪質な背任行為を行っていた事実に「信じられない」「48%の水増しはちょっとあり得ない」といった非難の声が相次いだ。
また今回、竹中工務店は被害を受けた企業ではあるが、日本有数の「スーパーゼネコン」の一角でもあるため、「会社側に監督責任はなかったのか」「危険な人物をトップに置いた会社の責任も問われるべきでは」の声もある。
特に万博は、多額の税金も投入された「国際事業」でもあるため、今回の不祥事は「個人の責任」と切り捨てることはできず、2020年東京五輪における広告会社の談合事件(電通グループや博報堂などの企業が受注調整を行ったとされる事件)もあり、会社単位での責任を訴える声は多い。
竹中工務店は社員の逮捕を受けて「会社として厳正に対処する」とコメントしているが、失敗ができない国際事業での不祥事のため今後の影響は計り知れないだろう。

