Wソックス・村上宗隆「大切な故郷」熊本支援を発表 限定キャップ売り上げを寄付、自身も1000万円寄付
ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)が、故郷で発生した令和8年熊本地震の被災地支援に乗り出すことが14日、分かった。個人として1000万円を寄付し、自身が立ち上げた寄付プロジェクト「Beve(ベベ)」から限定キャップを販売して売り上げも寄付する。自身も九州学院2年生だった16年4月に熊本地震を経験。当時の思いも胸に、米国から復興に尽力する。15日には村上も自身のインスタグラムで支援を正式発表した。
故郷への強い思いを胸に、村上は動く。熊本が7月28日に地震で大きな被害を受けた。居ても立ってもいられなかった。
「僕にとって熊本は、生まれ育った大切な故郷です。今回の地震を受けて、自分にできることを考え、個人としての寄付に加えて、Beveを通じてより多くの方と一緒に熊本を応援できる形をつくりたいと思いました」と今回の被災地支援について説明した。
「Beve」とは2月に設立した自身の寄付プロジェクト。個人として1000万円を寄付することに加え、側面に熊本への思いを込めて「Kmmt」の刺しゅうを入れた限定キャップを受注販売することを決めた。期間は15日から31日までで、6050円(税込み)。売り上げから商品の製造、販売に必要な費用を差し引いた金額の全てを、熊本県が受け付ける「令和8年熊本地震義援金」に寄付する。
10年前の16年4月。九州学院2年生だった村上も熊本地震を経験した。自転車で帰宅中に激しい揺れに襲われ、「本当に怖い経験だった」と回想する。母校の体育館は避難所となった。約1カ月間、野球どころではなくなった。当時受けた多くの支援に「いつか自分もそういうことができるようになったら」と決意していた。
22年に史上最年少の22歳で3冠王となり、熊本県民栄誉賞を受賞。プロ3年目からは本塁打を一本打つごとに熊本城の復旧のために寄付するなど、社会貢献活動をしてきた。今回の限定キャップのチャリティーを前に「野球ができない時期もあり、多くの方に支えていただきました。その時に受け取った支えを、この取り組みを通じて、今度は少しでも熊本に返せたらと思っています」と、遠く離れた米国から寄り添う。
ヤクルト時代には登場曲にロックバンド「WANIMA」の「りんどう」を使用。リンドウは熊本の県花だ。「被災された皆さまが、一日でも早く安心して過ごせる日常を取り戻せることを、心から願っております」と思いを込め、支援の輪を広げていく。
▽村上の支援活動 ホワイトソックス入団時には、食料不安に直面している人々の支援を目的に100ドル(約1万5600円)分の食料品ギフト券をシカゴ市内の100世帯に寄付。球団がサポートする食料支援の団体にも1万ドル(約156万円)を寄付した。「Beve」では日本小児がん研究グループと連携してTシャツを販売。子供たちの心と体を守る国際NGO「グッドネーバーズ・ジャパン」とも連携している。
▽Beve 村上と企画会社「こす.くま」が共同で設立した寄付プロジェクトで、「Believe(信じる)」から「lie(うそ)」を抜いた造語。「真面目で重い寄付」のイメージを払拭し、ファッションを楽しむ感覚で誰もが無理なく関われる支援を提案している。現在までに総額376万円の寄付が集まっていて、今回の限定キャップは6050円(税込み)で販売される。

