元テレビ局員の下矢一良氏が自身のYouTubeチャンネルで「【テレビ】「終わってほしい」と言われる長寿番組10選…実は共通点がありました【メディア】」を公開した。動画では、週刊女性PRIMEが実施したアンケート結果を基に、視聴者から敬遠される長寿番組の共通点と、その背景にある時代との価値観のズレについて持論を展開している。

下矢氏はまず、「終わってほしい長寿番組」のベスト10を紹介。10位に『徹子の部屋』、7位に『開運!なんでも鑑定団』、2位に『NHK紅白歌合戦』などの国民的番組が名を連ねる中、1位には回答者500人中約140票を集めた『24時間テレビ』が選ばれた。下矢氏はその理由について、「感動を強要してくる演出」や「危険を感じる暑さの中でのマラソン」への違和感が視聴者の間にあると指摘し、チャリティー番組としての不透明な感じが拭えないとした。

さらに、これらの番組が「終わってほしい」と言われてしまう根本的な共通点は「今の時代の価値観とズレている」ことだと断言する。例えば、『紅白歌合戦』は男女で分かれて戦うというコンセプトが現代の考え方と合わず、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』のような番組も、叩いたりいじめたりする昔ながらの表現が現代では「うっ」と受け止められがちだと分析。長寿番組ゆえの強みが、かえって時代の流れにフィットしなくなっている現状を解説した。

一方で、『ワールドビジネスサテライト』『NHKのど自慢』『題名のない音楽会』といった「嫌われない長寿番組」にも言及。これらの番組には偉そうな権威性がなく、視聴者と同じ目線で楽しめるフラットさがあることを強調した。

最後に下矢氏は、権威性が嫌われる現代において「権威がないフラットな番組が嫌われない長寿番組になる」と結論づけた。時代の価値観が急速に変化する中、テレビ番組が今後どのように視聴者との距離感を保ち、アップデートしていくべきかという課題を浮き彫りにする内容となっている。

チャンネル情報

元テレビ局員の視点から、業界の裏話やテレビ出演の秘訣をお届け!普段はなかなか聞けない、メディアを活用したビジネス戦略やPRの裏ワザを正直にお伝えします!! 略歴:PR戦略コンサルタント。テレビ東京に入社し『ワールドビジネスサテライト』『ガイアの夜明け』を製作。その後独立し、中小企業を中心に広報・PRの支援にあたる。