小林浩美会長と2ショット撮影する桑木志帆(右)【写真:柳田通斉】

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14日からNEC軽井沢72ゴルフ

 全英女子オープンゴルフを制した桑木志帆(大和ハウス工業)が、14日に初日を迎える国内女子ツアー・NEC軽井沢72ゴルフに凱旋出場する。日本人7人目(8度目)の海外メジャー優勝後初の試合で、13日は開催コースの長野・軽井沢72G北C(6590ヤード、パー72)でプロアマ大会に参加した。終了後に取材対応。選手、関係者から祝福を喜びつつ、今大会に向けて「プレッシャーを感じます。予選通過は絶対に」などと語った。

 取材対応の前に、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長との記念撮影が行われた。会長から「もう、感動したよ」と声を掛けられ、大きな花束を手渡された。今月4日から相次ぐ祝福。記者から心境を問われると、率直に言った。

「『私、すごい大会で優勝したんだな』っていう実感も湧いてきました。予選通過は必ずしたいんですけど、プレッシャーを感じている部分もあります。まずはそれに勝つことが大事かなと思います」

 今月4日に帰国した後は、凱旋会見、テレビ出演などもあったが、岡山市の実家でもゆっくり過ごせたという。両親とは買い物に出かけていた。

「父にも母にもバッグを買いました。おそろいじゃないけど、似た感じのです」

 両親は偉業達成を現地で見届けていた。親子での歓喜の抱擁はなく、3人での記念撮影もしていなかった。だが、桑木は両親に感謝し、両親は「これで浮かれる子じゃない」と信頼し切っている。その関係性をあらためて聞くと、桑木は「いい距離感です」と表現した。

「父のスパルタ指導が中2の頃からなくなってからは、こんな感じになりました。それでいて、気づいたことがあったら伝えてくれます。私も遠慮しないで言いたいことを伝えていますし」

 その他の時間は、美容院、マツエク(まつげエクステ)などに時間を費やし、トレーニングをした上で11日からコースでの調整に入っている。

「状態はそんなに悪くないかなという感じです。ずっと雨が降っていてグリーンも重い状態なので、ショートパットでもしっかり芯で捉えて打ちたいなと思っています」

フォロワー急増、街で声を掛けられたことも

 インスタグラムのフォロワーは、3.7万人から5.3万人に急増。海外からも祝福コメントが届き、東京でも岡山でも買い物中に声を掛けられたという。

松山英樹さんもストーリーズで祝福してくださったりして、本当にうれしいです。やっぱり、『海外で勝った人』という感じで思われるでしょうし、『見られている』という感覚もあります。ギャラリーの方からたくさん声をかけられると思うので、いつもとはちょっと違った雰囲気になるかなと感じています。でも、それを楽しみたいです」

 今季の残り試合での目標は、国内メジャー大会の優勝と年間女王。メジャー制覇の800ポイント獲得でメルセデス・ランキング1位を独走し、2位の菅楓華に759.38ポイント差をつけている。

「(今季残り3大会の国内)メジャーは全部獲りたいけど、出られる大会は全部獲りに行きたいなと思います」

 来季からは米女子ツアーが主戦場になる。桑木は海外メジャー優勝者の誇りを胸にプレッシャーと闘いながら、断トツ年間女王を目指す。

渋野日向子は凱旋試合で初日11位>

 桑木にとって地元岡山の先輩、渋野日向子サントリー)は2019年の全英女子オープンを制覇した直後の凱旋試合・北海道meijiカップでは、通算4アンダーの13位タイだった。初日は70で2アンダーの11位、第2日も70で回って通算4アンダーで9位に浮上し、最終日は72でまとめて通算4アンダーでフィニッシュ。シブコフィーバーの重圧に打ち勝って、賞金138万6000円を獲得している。

(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)