ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

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今季は159試合で54本塁打&130打点の2冠

 メジャーリーグ機構(MLB)は14日(日本時間15日)、年間で最も活躍した指名打者(DH)に贈られる「エドガー・マルティネス賞」にドジャース・大谷翔平投手が選出されたと発表した。エンゼルス時代の2021年から4年連続受賞となり、2003年から2007年まで5年連続受賞していたデビッド・オルティス(レッドソックス)の記録にあと1に迫った。

 大谷は昨年12月に10年総額7億ドル(約1088億円)でドジャースに移籍。加入1年目はレギュラーシーズン159試合に出場し、打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。打率.310で惜しくも首位打者獲得はならなかったが、54本塁打と130打点で2冠を手にした。史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」だけでなく、前人未到の「50-50」も樹立。日本人として初めて「トリプルスリー」も達成した。

 MLB公式のHPに記載されているスタッツだけを見ても、134得点、54本塁打、130打点、出塁率.390、長打率.646、OPS1.036、99長打、411塁打、ISO(長打率-打率).336、本塁打率11.78の“リーグ10冠”。打率.310、59盗塁はリーグ2位と圧倒的な成績を残している。

 同賞は1973年に最優秀指名打者賞として設立され、2004年にDHとして活躍を続けたエドガー・マルティネスの引退を機に改称した。各球団の担当記者、広報担当者、および放送関係者の投票によって選出される。ナ・リーグは2022年からDH制が導入され、ドジャースの選手による受賞は今回の大谷が初のことだった。

 このオフは選手会選出によるナ・リーグ最優秀野手、打撃のベストナインに贈られるシルバースラッガー賞を受賞。21日(同22日)には全米野球記者投票によるナ・リーグ最優秀選手賞(MVP)の選出にも期待が集まる。(Full-Count編集部)