障害児通所施設を運営する金沢市内の事業所が、障害者支援に関する給付金1066万円を不正に受け取っていたとして、市はこの事業所を新規利用者の受け入れ停止処分としました。

6か月の新規利用者受け入れ停止処分を受けたのは、金沢市長坂の「金沢ゆとり学園」です。

市によりますと、この事業所は2019年9月から2021年11月までの間、一部の児童について自宅と学校との送迎のみを行っていたにも関わらず、事業所内でサービスを提供していたと偽り障害児通所給付費を受け取っていました。

請求した給付費は1066万円あまり…

このほか、2019年4月から2年半あまりの間看護師や保育士など資格を持つ人がいない状態で送迎や時間延長支援を行っていたということです。市がおととし行った運営指導で不正受給の疑いが発覚し、請求した給付費は1066万円あまりに上ります。

障害者支援に関する給付費の不正受給額としては、市が事業所の指定権限を持った2012年以降最も多い金額です。