巨人の吉川(9月11日撮影)

写真拡大 (全3枚)

 プロ野球の守備のベストナインを選ぶ「三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者が12日発表され、巨人の吉川がセ、パ両リーグ最多の232票を獲得して初選出された。

 今季、4年ぶりにリーグ優勝を成し遂げた巨人からは、セ最多の4人が受賞した。三塁手で2回受賞の岡本和は一塁手で初選出。一、三塁両方での受賞は、セで初の快挙となった。遊撃手で5回の坂本は三塁手で初めて選ばれた。

 セの捕手では、DeNAの山本が初受賞。独立リーグ出身選手の選出は、両リーグ、全守備位置を通じて初めてとなる。

 パは、リーグ優勝のソフトバンクからモイネロや周東ら初選出の4人を含む最多5人が受賞した。

 個人の最多は7回で、西武の源田は遊撃手で7年連続。捕手部門の常連、ソフトバンクの甲斐は2年ぶりに返り咲いた。セの外野手で初受賞となった広島の秋山も、西武在籍時を含めて7回目の受賞となった。

 ◆選考対象と投票資格=選考対象となるのは、▽投手は規定投球回数以上の投球か、チーム試合数の1/3以上の登板▽捕手はチーム試合数の1/2以上を捕手として出場▽内野手はチーム試合数の1/2以上を1ポジションで守備▽チーム試合数の1/2以上を外野手として出場――の基準を満たした選手。投票資格を持つのはプロ野球取材経験5年以上の記者で、有効投票者数はセが298人、パが259人。