フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯で女子2位に入った千葉百音(木下アカデミー)らが10日、東京都内で取材に応じた。

 千葉は今大会の結果により12月のファイナル(フランス・グルノーブル)進出が見えてきた。次戦の中国杯を見据え「本当に強い選手が勢ぞろいの試合になる。自分ができる最高のパフォーマンスを出したい」と意欲を示した。

 男子3位の壺井達也(シスメックス)は、今季はGP出場枠がなく、連盟の選考を経ての出場だった。「来季への希望が見えない状況で崖っぷちの状態で臨んだ。結果を残さないと、というプレッシャーに打ち勝てた」と喜んだ。

 東京・国立代々木競技場で行われたエキシビションでは、女子で優勝した坂本花織(シスメックス)や男子連覇の鍵山優真(オリエンタルバイオ)らがしっとりとした曲で、情感を込めて滑った。