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 阪神は6日、大阪・野田の阪神電鉄本社で、岡田彰布前監督(66)と11月1日付けで「オーナー付顧問」として球団フロント入りする契約を交わした。契約期間は3年間。オーナーへの助言を含め、阪神の野球全般を支援していく形で活動する。

 契約を済ませた岡田顧問は報道陣に対して、「就任っていうか。まあ2年やって、継続してね。ユニホームは脱ぐけど、まあ、あれやなあ。また違う方向で、違うところからね。違う立場でアドバイスというか、そういうことで手助けすることになる」と新たな任務への抱負を語った。

 シーズン終盤は体調を崩していたが、「だいぶいい」と健康面の問題はなく、藤川球児監督が指揮を執る秋季安芸キャンプも早ければ第2クール中に視察し、新監督にアドバイスを送る予定だ。

 杉山オーナーとともに就任要請をした粟井球団社長は「最大級の功績をたたえて新設する顧問として、基本的にはタイガースの野球全般を支援していただく。編成などに直接は関わることはないが、間接的にアドバイスをいただいたり、プロスカウト、アマスカウトにアドバイスするなど自由にやっていただく予定」と語り、来年2月は他球団のキャンプを視察するプランも明かした。