井上尚弥「自分自身の新たなモチベーション」サウジアラビア総合娯楽庁とスポンサーシップ契約
プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥選手が4日、サウジアラビア最大のエンターテインメントフェスティバル「リヤド・シーズン」とのスポンサーシップ契約を正式に締結したことを発表しました。
井上選手は、プライベートジェットでサウジアラビアのキング・ハーリド国際空港へ。サウジアラビアの総合娯楽庁(GEA)のトップを務めるトゥルキ・アル・シェイク長官のオフィスにて調印式が執り行われました。
井上選手は「キャリアの佳境に差し掛かってくるタイミングでこのような契約が結べたことは、自分自身の新たなモチベーションにもなると思っているので、非常に楽しみな契約だと捉えています」とコメント。「限られた選手しか辿りつかない場所だと思っていますし、誰しもが行けるステージではないと思っています」と契約を喜びました。
またこの契約をきっかけに、サウジアラビアでの試合が行われる可能性については、「今年はすでに他の試合が決まっていますし、来年またどうなるかはわかりませんが、タイミングが合えば是非サウジアラビアに来て試合をしたいと思っていますし、自分はその期待に応えるだけだと思っています。そして、これまで同様に日本の皆さんの前で披露しているパフォーマンスを、サウジアラビアの皆さんにもお見せするだけだと思っています」と語りました。
本契約は、2025 年に迎えるサウジアラビアと日本の外交関係樹立 70 周年を祝うとともに、両国のスポーツおよびエンターテインメント分野での文化交流をさらに深める役割も期待されています。
なお、今回の契約により、井上選手は今後出場する全ての公式戦において「リヤド・シーズン」のロゴをトランクスのベルト部分に掲げることが決定。このトランクスの初披露は、2024年12月24日に日本で開催される、IBF&WBO同級1 位のサム・グッドマン選手(オーストラリア)との防衛戦を予定しています。