元日テレの政治ジャーナリスト青山和弘氏が石破茂首相について「常識的に考えると辞職すべき」
元日本テレビ政治部記者で政治ジャーナリストの青山和弘氏が3日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演。先月27日に投開票が行われた衆院選で惨敗した自民党総裁の石破茂首相について言及した。
同月28日未明に全465議席が確定し、自民党は公示前より65議席減の大敗を喫した。この結果に青山氏は「勝敗ラインは過半数と言っていて、信を問うために選挙をして信を得られなかったわけですから常識的に考えると辞職すべきだと思うが、本人の意向、自民党の事情があって続ける形になっている」と解説した。
「裏金議員」に関しても「もう一度処分するのかと不満はあったが、自民党の処分と選挙で公認する、しないは別の論理。選挙で勝つためには致し方なかったが、結局選挙でも負けたし、裏金議員には不満もたまっているし、石破さんの政権運営はいばらの道どころじゃない」と主張した。
28議席を獲得し、政局の鍵を握る国民民主党は与党協力について「政策ごとに協議」としている。青山氏は「政策ごとに判断するということなので、すぐ崩れる可能性がある。自民党でもしまたスキャンダルが起こったら、一気に内閣不信任案が野党でまとまって、石破さんが退陣か、もう1度総選挙かを選ばないと行けなくなる。ものすごく不安定だと思います」と述べた。