美人YouTuberが”配信仲間”をハサミで刺して「殺人未遂」で逮捕 知人は「トラブル相手と男女関係になっては『晒す』とんでもない女だった」
子供がなりたい人気職業ナンバー1のYouTuber。だが「元反社」「元不良」を名乗る者たちが低レベルな争いを繰り広げるアウトロー系と呼ばれる一部界隈は、とても子供に見せられたものではない。威張る、煽る、晒すのオンパレードでしまいには「殺しに行く」。“ヤバすぎる”と注目を集めていた女性配信者はとうとう刃傷沙汰まで起こしてしまった。
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【閲覧注意】「ぶっ飛んでいるけど美人」。殺人未遂容疑で逮捕された水口容疑者と「血だらけの犯行動画」
自宅を凸することで有名な“底辺”YouTuber
栃木県警に殺人未遂容疑で逮捕されたのは、静岡県浜松市在住のYouTuber水口恵(37)容疑者。水口容疑者は10月31日夜、栃木県足利市に住むYouTuberのAさんの自宅に押し入り、はさみで首を刺すなどしてケガを負わせた。
事情を知るYouTuberの大関真悟氏が語る。
「水口も被害者のA氏もアウトロー系の迷惑系YouTuberとして一部界隈では有名で、色々な配信者に絡んでは“晒す”ことを芸としていた。水口は華奢で一見おとなしそうな顔をしていますが、背中にすごいモンモンを背負っています。彼女は凸ばかりするんです。私も一度絡まれ、自宅まで来られたことがあって彼女と知り合ったんですよ」
実際、水口容疑者はチャンネル名で「気狂い粘着ストーカー」と自ら名乗っているくらいだ。登録者数は約2700人と奮っていないが、
「ファンから送られる投げ銭などで糊口を凌いでいた底辺YouTuberでした」(同)
男女関係になっては「相手が油断していた時の写真」を晒す
水口容疑者とAさんが知り合ったのはつい最近だという。
「最初はA氏の方が水口を刺激するような配信をして、水口が怒って足利まで押しかけたところから始まりました」(同)
2人はそこで一度深い関係になったという。だが「これも水口の“芸”の一つ」と大関さんは続ける。
「彼女は絡んだ相手とすぐそういう関係を結ぶんです。で、またトラブルになると、あらかじめ撮っておいた相手が油断していた時の写真などを晒す。A氏以外で同様の被害にあった男性配信者を私は少なくとも2人は知っています。面倒なのは、水口はその過程で相手を本気で好きになったりするところです」(同)
はたして2人の心が通じ合っていたかどうかまでは定かではない。一度和解した2人だったがしばらくすると、また再び配信内容をめぐって“抗争状態”に。どっちが先だかわからないがその過程で、またしても水口容疑者はAさんとの関係を動画で暴露していたという。
そして、水口容疑者は事件当日「とどめを刺しにいく」と言って浜松から足利へと向かったのだった。当日朝から水口容疑者と連絡を取り合っていた大関さんのLINEには、〈死ぬのは私じゃなくてAです〉などといった恐ろしい文言が送られてきた。
だが大関さんは真に受けていなかったという。
「どうせいつもの炎上商法だろうと。彼女もいつものようにA氏の家の前から生配信していました。そしたら配信が終わった午後11時過ぎになって…」(同)
突然、送られてきた身の毛もよだつ動画
〈殺した〉
というメッセージと共に身の毛もよだつ動画が送られてきたのである。下記は20秒あまりの動画に映っていた内容だ。
「救急車呼んでくれよ、マジで」
アパートの一室で血だらけになったAさんが狼狽しながら救いを求めている。カメラを回しているのが水口容疑者。水口容疑者はAさんを見下ろしながら、
「ムリ―、君が死ぬのを待っててあげる。早く死にな」
口調に動揺が全く見受けられず、この状況を楽しんでいる様子だ。
「やばいって…、頸動脈いってるかも…」
こうAさんが悶えて、床に仰向けで倒れたところで動画は終わっていた。後で判明したことだが、この時、水口容疑者はハサミでAさんの首を刺していた。
「すぐに救急車を呼べと打ち返しました。けれど水口は〈いいの〉〈みんなの仇だよ〉などと返してきた」(大関さん)
そのやりとりを見せてもらうと緊迫した状況が浮かび上がってくる。
大関さん〈生かせよ〉
大関さん〈まずいから〉
水口容疑者〈(救急車の絵文字)呼んじゃダメ〉
水口容疑者〈私が捕まる〉
水口容疑者〈きゅうしょう外したから大丈夫〉
大関さん〈急所なんかわかんのか?〉
大関さん〈おい 生かせよ〉
大関さん〈どっちにしろ つかまるだろ おい 正気か?〉
水口容疑者〈傷見たら擦り傷です(絵文字)〉
警察が駆けつけた後も籠城していた
「私も混乱していましたが、水口を落ち着かせながらとにかく警察に連絡しました。警察が駆けつけてからも、水口は鍵を開けずにしばらく籠城していたようです。最後は窓を破って突入したと聞いています」(大関さん)
幸いAさんは軽傷で済んだが、刺した箇所がちょっとでもずれていたならば命を落としたかもしれない。どんな理由があったにせよ許されない犯行である。
過去にはこうした配信者がトラブルに巻き込まれ、殺害されてしまったケースもある。関連記事【多摩川スーツケース死体遺棄の被害男性は「住吉会の元相談役」と豪語していた「アウトロー系配信者のレジェンド」だった】では、今年5月に迷惑系YouTuberを殺害した容疑で一家5人が逮捕された事件を詳報している。
デイリー新潮編集部