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来週に迫ったアメリカ大統領選挙。最終盤になっても両陣営の“罵り合い”ともいえる非難の応酬が止まらない展開となっています。

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共和党 トランプ前大統領(日本時間1日)
「もう我慢できない。彼女はひどい、最悪だ。カマラ(ハリス)クビだ、ここから出ていけ」

民主党 ハリス副大統領(米ネバダ州、日本時間1日)
「(トランプは)不安定で、復讐(ふくしゅう)に執着し、不満たらたら」

罵り合いが止まりません。

新たな火種となっているのは、トランプ氏の次の発言です。

共和党 トランプ前大統領(日本時間10月31日)
「私は国民を、女性を守りたいんだ。女性の意思は関係ない。私は彼女たちを移民から、そしてミサイルで攻撃してくる外国から守りたいんだ」

「女性の意思は関係ない」。これに…

民主党 ハリス副大統領
「きのうトランプが言ったことを聞いた?『女性たちの意思は関係ない』って!?」「トランプは女性の自由、女性が自らの最善の利益のために決断する知性を尊重していない。しかし私たちは女性を信じている。彼女たちを信じている」

トランプ氏の発言は女性軽視だとハリス氏は批判しました。

最新の支持率では、トランプ氏がわずかにリードしているものの、大接戦が続いている2人。

選挙終盤、波紋が広がっているのが、プエルトリコを巡る“ゴミ発言”についてです。きっかけは、トランプ氏を支持するコメディアンが、「プエルトリコはゴミの島」と発言したこと。トランプ氏側への反発が広がっていましたが、バイデン大統領の発言で、状況が一変。バイデン大統領がトランプ氏の支持者をゴミ呼ばわりしたと受け取られかねない発言をしたのです。

するとトランプ氏は、ここぞとばかりに…

共和党 トランプ前大統領
「バイデンは我々の支持者をゴミと呼んだ。彼はあなたたちをゴミと呼んだ。ジョー(バイデン)とカマラ(ハリス)に対する私の答えは簡単だ。アメリカを愛していなければ、アメリカを導くことはできない。アメリカ国民を憎んでいては、大統領にはなれない」

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バイデン大統領に足を引っ張られる形となったハリス氏。日本時間1日に行われた演説会には助っ人が登場。

岡田光弘記者・NNNラスベガス
「今、ジェニファー・ロペスさんが、ハリス副大統領の応援に駆けつけました」

ハリウッドセレブのジェニファー・ロペスさん。両親がプエルトリコにルーツを持っています。

ジェニファー・ロペスさん
「あの日、気分を害したのはプエルトリコ人だけでなく、全てのラテンアメリカ人、まともな人間性を持つ全ての人です。私はプエルトリコ人であり、ここで生まれたアメリカ人です。過去を理解し未来を信じて、カマラ・ハリスに投票する」

ハリス氏への支持は、映画界やスポーツ界でも広がっていて、アーノルド・シュワルツェネッガーさんや、バスケ界のレジェンド、レブロン・ジェームズさんもSNSでハリス氏に投票すると表明しています。

民主党 ハリス副大統領(日本時間1日)
「私たちは勝つ!私たちは勝つ!私たちは勝つ!」

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決戦の日が迫っています。