“料理で認知症ケア”父の介護で健康維持の大切さを実感…手先を使って楽しくシニアをサポート【アスヨク!】

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東京・目黒区にある「なないろクッキングスタジオ 自由が丘」。

調理スタッフ:
100g、この小麦粉をプラスしていただいていい?

調理をしているのは、全員シニアの方々。実はここ、ただの料理教室ではなく料理で認知症ケアなどを行うデイサービスなのです。

平林ゆりさん:
何品も作っていくというのは、すごく考える。そこで、常に手先も使いますしいろいろなことに対してプラスになっている。

このデイサービスで、調理スタッフをしている平林ゆり(ひらばやし・ゆり)さん。“楽しく認知症ケアをしてほしい”と料理のサポートをしています。

参加者:
(料理は)頭を使いますね、相当。

参加者:
でも楽しいです!

参加者:
それを言いたかったね!

平林ゆりさん:
超高齢社会ってよく耳にするようになりましたけど健康寿命というのが、すごく大切だなって(料理を)作ることとか、何でも諦めてしまうとどうしても(人生が)下り坂になってしまうと思いますので。

認知機能が低下していた父の介護を3年前から続けている平林さん。元気がなくなる父の姿を見て、“年を取っても、楽しい人生を送ってほしい”と料理で認知症ケアを行っているのです。

平林ゆりさん:
ご家族にとって、しっかりしていた両親がどんどん弱っていくのを見るのはすごくつらいことだと思うし、自分のことは自分でできるという状態をキープしていく事の大切さをすごく感じるので、できるだけ健康維持して、(人生を)楽しんでいただきたいなと思っています。

楽しさを感じながら、健康を維持してほしいと料理でシニアの方をサポートする平林さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」10月14日放送より)