FOX公式インスタグラム(@mlbonfox)より

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 米大リーグ選手会は26日(日本時間27日)、選手間投票による「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」を発表し、ヤンキースのA・ジャッジ外野手(32)が選ばれた。ドジャース・大谷翔平投手(30)は最終候補入りしていたが、日本人選手初の快挙だった21年以来3年ぶりの受賞を逃した。

 大谷は同選手会の公式X(旧ツイッター)を通じ「本当に毎年のように素晴らしいシーズンというか、歴史的なシーズン」とジャッジを称賛。25日(同26日)に開幕したワールドシリーズで対戦中のライバルに対し「刺激になってますし、楽しませてもらってますし、何より野球界を盛り上げてもらって、すごく感謝というか。本当に見られることがありがたいなとそういう気持ちでいます」と話した。

 それでも、「ナ・リーグ最優秀野手」に選ばれた大谷。エンゼルス時代の21、23年には「ア・リーグ最優秀野手」に輝いたが、リーグが変わっても選手からの評価は不変だった。「選手の人たちからそう言ってもらえるのはすごく、実際にグラウンドで一緒にプレーしてる人たちからそう言ってもらえるのはすごくうれしいですし、自分の自信にもなると思うので。何回受賞してもうれしいなと思います」と大谷は喜んだ。

 今季の大谷は54本塁打、130打点でリーグ2冠に輝いた。59盗塁を記録し、前人未到の「50―50」どころか「54―59」まで数字を伸ばした。記者投票によるリーグMVPはDH専門では史上初の獲得が決定的となっている。メジャー7年目で初のポストシーズンに出場し、25日(同26日)終了時点で世界一まであと3勝。そんな歴史的な一年を振り返り「50本打った時もそうですし、でもやっぱりポストシーズンが決まった試合、特に地区優勝が決まった試合」と印象に残る場面を挙げた。