「十二月大歌舞伎」で澤村精四郎を襲名する澤村國矢

写真拡大

歌舞伎俳優の澤村國矢(46)が25日、「十二月大歌舞伎」(同3日〜26日、東京・歌舞伎座)の取材会に出席した。

同公演で、師匠・澤村藤十郎の前名「精四郎(きよしろう)」を襲名する。第1部「あらしのよるに」が、襲名披露の場となる。藤十郎も襲名を喜んでいたといい、國矢は「これほどうれしいことはない。うれしさと覚悟を持って頑張りたい」と語った。

「精四郎」という名前については「旦那は『幼い若い名前』とおっしゃっていたが、爽やかな名前」と語った。年齢に負けず、「名前に見合った若い役ができれば」と意気込んだ。

兄貴分と慕う中村獅童(52)からは「いい名前だよ『きよしろう』は。ロックの神様だよ」と、ロック歌手・忌野清志郎を引き合いに出されたと笑った。「ロックの精神を引き継いで」とし、「字だけでは間違われてしまう。声を特大にして言っていきたい。『きよしろう』というのがリンクすれば」と語った。