宇都宮地裁

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 栃木県上三川町で昨年10月、レンタカーの車内から女子高校生の遺体が見つかった事件で、殺人や死体遺棄などの罪に問われた埼玉県熊谷市拾六間、無職安栖(やすずみ)達也被告(29)の裁判裁判で、宇都宮地裁は18日、懲役24年(求刑・懲役28年)の判決を言い渡した。

 判決などによると、安栖被告は昨年10月17日夜、東京都新宿区の駐車場に止めたレンタカー内で、SNSを通じてこの日初めて会った千葉県柏市の高校1年の首を手で絞めるなどして殺害。遺体を車で上三川町に運び、同19日未明まで車内に放置した。

 滝岡俊文裁判長は、被害者の激しい抵抗にも関わらず、首を執拗(しつよう)に絞め続けたとして「強固な殺意に基づく残忍な犯行。突如として未来を断たれた被害者の恐怖や無念さは計り知れない」と指摘した。