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 ◇セCSファイナルステージ第2戦 DeNA2―1巨人(2024年10月17日 東京D)

 前日の初戦は右肩の違和感でベンチ外だった抑えのDeNAの森原が9回を締めた。試合前練習でトレーナーらとギリギリまで患部の状態を見極め「ベストではないが最後は気持ち」と向かったマウンドで1点リードを守り切った。

 先頭は4番・岡本和。自身に「先頭を取ればいける」と言い聞かせた。3球連続直球の後にフォークで空振り三振に斬ると、坂本、浅野も難なく抑えて3者凡退。最速は150キロを計測し、リーグ3位タイの29セーブを挙げた本領を発揮した。

 前日はベンチ裏でモニターを見ながら「同じ空間で雰囲気を」と気持ちはナインとともに戦った。守護神右腕は「(患部が翌日)どうなるか分からないけど、次の登板に向けて準備する。何とか気持ちで」と言葉に覚悟をにじませた。(神田 佑)

 ≪突破率80%≫レギュラーシーズン3位のDeNAが連勝で対戦成績を2勝1敗(巨人にアドバンテージ1勝)とした。プレーオフ、CSファイナルSで1勝1敗から勝ち越したのは19年のソフトバンク以来15度目。セでは08、09年巨人、12年中日、14年阪神、15年ヤクルトに次いで6度目となった。過去5度のうち中日以外は日本シリーズに進出しており、突破率は80%だ。また、ファイナルSで下位チームが2勝1敗にするのは5度目。過去4度のうち、14年阪神と19年ソフトバンクが日本シリーズに進出しているがDeNAはどうなるか。