ユナイテッド航空、利益見通しが予想上回る コロナ後初の自社株買い

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Rajesh Kumar Singh

[シカゴ 15日 ロイター] - 米ユナイテッド航空が15日発表した第3・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。これを受け、第4・四半期も利益が予想を上回るとの見通しを示した。コロナ禍以来初めて15億ドルの自社株買いも発表した。

ユナイテッド航空は、第3・四半期の調整後利益が1株当たり3.33ドルだったと発表。LSEGがまとめたアナリスト予想は3.17ドルだった。

また、第4・四半期については1株当たり2.50─3ドルを見込んでいると明らかにした。アナリスト予想は2.68ドル。

同社株価は同日に0.8%高で引けたが、決算発表を受けて時間外取引で約0.2%下げた。

同社によると、価格決定力の指標である国内線の収入単価が8月と9月に前年同期比でプラスに転じた。競合するデルタ航空も先週発表した決算で売上高が増加したと明かし、この傾向が年末まで続くと予想した。

またユナイテッド航空は、過去4年間の投資で利益とフリーキャッシュフローが増加し、自社株買いを再開できるようになったと述べた。