佐野晶哉(Aぇ! group)主演 阪神淡路大震災から5年後の神戸を舞台にした、音楽朗読劇『ひまわりの歌~ヘブンズ・レコードからの景色~』を上演
2025年1月、神戸と東京にて、音楽朗読劇『ひまわりの歌~ヘブンズ・レコードからの景色~』が上演されることが決定した。
本作は、劇団ミュの主宰であり、朗読劇『私の頭の中の消しゴム』を14年連続で上演するほか、自身も体験した阪神淡路大震災をテーマにした舞台、小説、NHKドラマなど数多く発表し、被災後から現在まで復興に貢献し続けている岡本貴也によるオリジナル作品。
今回、2018年、2019年、(2022年は公演中止)に上演された音楽朗読劇『ヘブンズ・レコード』を『ひまわりの歌~ヘブンズ・レコードからの景色~』とタイトルを改め、脚本の一部を刷新。そして来年2025年1月に阪神淡路大震災から30年という節目を迎えるにあたり、今一度震災の記憶を喚起し、未来に向けてのメッセージを発信するため、改めて上演する。
主演は、2024年5月に「Aぇ! group」のメンバーとしてCDデビューを果たした佐野晶哉。佐野はデビュー後初の単独主演舞台となる。共演には、貴城けい、加藤虎ノ介、宮地真緒、納谷健、井尻晏菜、島村龍乃介という個性豊かなキャストの他、栗崎菜緒と大北怜花 が子役Wキャストとして、さらに羽野晶紀と波岡一喜が名を連ねる。
物語は2000年、夏。阪神淡路大震災から5年後の神戸を舞台に、4つのストーリーをオムニバス形式で紡ぐ。生演奏やイメージ映像を盛り込んだ、ちょっぴり切なくも前向きな音楽朗読劇となる。
阪神淡路大震災から30年となる2025年。神戸の街は今なお復興の途上ながら、震災の記憶の風化が課題となっている。関西出身のキャストが多く集まる本作を通じて、震災を体験した世代だけでなく、震災を知らない若い世代にも「命の大切さ」や「災害への備え」を伝えられれば、とのこと。被災地の30年間の復興の想いに寄り添う本作品に期待しよう。
作・演出:岡本貴也 コメント
神戸出身の作家として、阪神淡路大震災を描いた作品を細々ながらまるでライフワークのように作ってきました。震災から10年目には『舞台|阪神淡路大震災』、20年目にはNHKドラマ『二十歳と一匹』。他にも3.11の小説や、ドラマ、朗読劇などで震災のことを少なからず描いてきました。
そして30年目の2025年、それも1月17日を初日としてこの作品を上演できる運びとなり、たいへん身が引き締まる思いでいます。今作は私個人としてはライフワークの集大成だと感じており、それをこれほど素晴らしいキャストとスタッフと作り上げることができること、とても嬉しく思います。
主演:佐野晶哉 コメント
音楽朗読劇『ひまわりの歌~ヘブンズ・レコードからの景色~』で主演を務めさせていただきます、
Aぇ! groupの佐野晶哉です。
阪神淡路大震災後の兵庫県で生まれ育ち、家族や学校で話を聞いて想像するだけだった30年前の震災からの日々を深く知る機会をいただきました。音楽朗読劇、初挑戦です。みなさんの心に大切なものを届けられるよう、精一杯頑張ります。