「日の丸を背負っている以上変なプレーはできない」三笘薫、2年前のオーストラリア戦から感じる代表としての責任感の変化

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 日本代表は13日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選・第4節のオーストラリア代表戦に向けて調整を行った。

 10日に行われた第3節サウジアラビア代表戦で勝利を収めた日本代表。ウイングバック(WB)の左で先発し、14分の先制点の起点にもなったMF三笘薫は、コンディションについて「全然大丈夫です」と好調をアピール。

 日本代表の3バックについては「後ろで数的有利を作りながら、ビルドアップができるし、1人剥がせばチャンスになるので分かりやすいと思います」と手応えを語り、「僕が前に行っても後ろに(3バックの)3人がいる。逆サイドのWBが下がれば4枚にもなるので、僕としては安心して攻撃参加ができています。もちろん、僕自身も最終ラインまで戻りますし、自分達が(前回の)ワールドカップでやってきたことができていると思います」と前回大会でドイツ代表、スペイン代表を撃破したことの継続ができていることを明かした。

 ここまで3連勝と最高のスタートを切った日本代表だが、「まだ3試合しか終わってないので」と、慎重な姿勢は崩さず。「サウジアラビア戦でもロングボールから危ないシーンを作られてしまった。いかに前線からの守備で効果的なロングボールを蹴らせないか、という部分が大事になってくる。改善しなければいけない部分でもあり、(オーストラリア戦でも)そこは大事になってくると思います」と、好調の中でも冷静に課題を分析した。
 
 2年前の最終予選のオーストラリア戦では2得点を挙げ、日本代表をワールドカップ出場へ導いた三笘。前回との心境の違いについて「2年前は招集されたばかりということもあって、ただアピールするだけという感じでした。けれど、今回は一体感もあるし、勝たなければいけない相手と認識しています。相手には日本でプレーする選手もいるので、しっかりと準備をしないと難しいゲームになると思います」と気を引き締めた。

 最後に埼玉スタジアム2002で代表としてプレーすることに関して、「国立とは距離感も違うのでモチベーションになると思います。多くのサポーターが入るし、声援も聞こえる。日の丸を背負って戦うので変なプレーはできないと思っています」と力強くコメント。一喜一憂せず、サポーターに勝利を届けることを誓った。

 日本対オーストラリアの一戦は、埼玉スタジアム2002にて10月15日(火)19時35分キックオフ。試合の模様はテレビ朝日系列とDAZNで中継される。