代表練習でメニューをこなす長友。写真:サッカーダイジェスト

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 2024年10月10日(現地時間)、北中米ワールドカップのアジア最終予選を戦う日本代表がアウェーでサウジアラビアを2-0で撃破。メンバー外だった長友佑都はピッチ外から見ていて、勝利を確信した瞬間があった。

「前半のシュートブロックを見た時にこの試合、勝てるなと思いました。それぐらい彼らの魂を見たというか、代表のあるべき姿を体現してくれた。嬉しかったです。アジアカップで悔しさを味わい、改めてアジアは甘くない現実を学んだことがあのプレーに出ていたと思います」

 長友が言う「シュートブロック」とは27分のシーンだろう。
 
 カウンターから攻め込まれた局面で敵の近距離砲をまず町田浩樹が防ぎ、続くムサブのシュートを町田、三笘薫、守田英正、遠藤航が4人がかりで阻止。その直後のシュートにも町田、守田、遠藤、板倉滉の4人で対応するなど、まさに魂の守備を見せた。

 アジアカップでは足りなかった“熱量”が、サウジ戦のシュートブロックには確かに感じられた。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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