ローズSを制したクイーンズウォーク(撮影:下野雄規)

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 ローズSを制したクイーンズウォーク(牝3、栗東・中内田充正厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)でGI初制覇を狙う。

 クイーンズウォークは父キズナ、母ウェイヴェルアベニュー、母の父Harlingtonの血統。母は15年の米G1・BCフィリー&メアスプリントの覇者。半兄のグレナディアガーズは20年の朝日杯FSを制している。

 ここまで6戦2勝。昨年12月の未勝利(阪神芝1800m)で初勝利を挙げると、続くクイーンCで重賞初制覇。春の二冠は桜花賞が8着、オークスが4着と悔しい結果に終わったが、秋初戦となった前走のローズSで2つ目のタイトルを獲得した。迎える今回は桜花賞馬のステレンボッシュ、オークス馬のチェルヴィニアとの再戦。ライバルを倒し、何が何でも欲しいラスト一冠となる。

 優に500kgを超えるクイーンズウォークには、ある記録もかかる。今年で29回目を迎える秋華賞だが、これまでの最高馬体重勝利は06年のカワカミプリンセスの492kg。前走が522kgだったクイーンズウォークが勝てば、レース史上最高馬体重での勝利となることは間違いない。レース史に残る勝利でGI初制覇といきたい。