スポニチ

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 ドジャースの山本由伸投手(26)が4日(日本時間5日)、パドレスと対戦する地区シリーズ(5回戦制)の前日会見に臨み、第1戦の先発マウンドを託された意気込みなどを語った。主な一問一答は以下の通り。

 ――第1戦の先発はいつ決まったか。

 「昨日の練習前に監督と話をして、伝えられました」

 ――予定していた第2戦から第1戦に変更となった。率直な気持ちは。

 「伝えられた時は多少、ビックリするところもありましたけど、体調も凄く良かったですし、まだメニューも全然変えられるタイミングだったので、しっかりと試合に向かってやろうと思いましたし、もちろん初戦は流れを左右するのが大きいかなと思いますし、責任持って投げたいと思います」

 ――これまで日本でも大事な試合の経験がある。

 「とにかく勝つことに集中して明日の1試合に向けて、より良い状態で試合を迎えられるように。経験としてはこっちでは初めてなので、今まで何度か大事な試合は登板してますけど、また新しい気持ちで全力で頑張りたいです」

  ――WBCや日本シリーズの経験はどう生きるか。

 「もちろん、プラスに働くこともあると思いますけど、とにかくいつもと変わらない気持ちで明日の1試合に集中して投げたいと思います」

 ――プレーオフは凄い雰囲気になる。対処法は。

 「ファンの方の声援は凄く力になると思いますし、自分の実力以上のものをファンの方の声援のおかげで出すことができたらなと思っています」

 ――右肩の故障から復帰したが、ケガの前と比べて状態はどうか。

 「感覚的には凄くいいと思いますし、9月に4試合登板して、試合での感覚だったりも細かいところも凄くいいものが出てきているので、とにかく自信を持って明日はマウンドにあがりたいです」

 ――明日は何イニング目途(めど)か。

 「それは分からないですけど、とにかく1イニング1イニングに集中して、いつもの試合と変わらず、とにかく1イニングに集中して投げていきたいと思います」

 ――大谷とはWBCでも一緒だった。重圧などどのように対処していたか。

 「どういうふうに対処してるか分からないですけど、WBCの時も凄くリーダーシップもあって、チームをとにかく引っ張って皆が行けるぞって気持ちにしてくれたのが翔平さんだと思いますし、凄くチームを引っ張ってもらったのは覚えてます」

 ――緊張感ある中で、勝つためのコツは。

 「もちろん明日から始まる試合が物凄く特別なのは分かってますけど、気持ちとしてはいつものシーズンと変わらず、いい意味で変わらない気持ちで登板することで自分のピッチングができるんじゃないかなと思います」

 ――本来なら第2戦でパドレス・ダルビッシュと投げ合う予定だった。本人とやり取りは。

 「特にないです」

 ――地区シリーズはドジャース、パドレス合わせて4人の日本選手がいる。大事な試合に日本人が出て競い合う。

 「より高いレベルで、対戦できるっていうのは凄く選手の僕もうれしく思いますし、それ以上に日本のファンの方が楽しみにしてくださっているのも感じているので、とにかく全力で頑張りたいです」

 ――パドレス打線をどう見ているか。

 「もちろん、凄く良い打者がたくさんいるのも分かってますし、凄くいいチームだと分かっているので、とにかく全力で投げたいと思います」

 ――ポストシーズンを目標にやってきた。

 「やっぱり、この10月は特別だっていうのは、誰かから話を聞くっていう以上に雰囲気で感じ取れるところがありますし、真剣勝負ですので、プレーしてる間は楽しいか分からないですけど、終わった後に楽しかったなって思えるような結果になればなと思います」