「いま泥棒が入ってきた」と通報 札幌市豊平区で“緊縛強盗” 犯人の男は何も取らずに逃走中

北海道・豊平警察署は2024年10月5日午前1時半ごろ札幌市豊平区で強盗致傷事件があったと発表しました。犯人の男は現在も逃走中です。

事件があったのは札幌市豊平区月寒西4条7丁目の一軒家です。

警察によりますと、10月5日午前1時10分すぎ、男が79歳の男性が住む住宅の2階にある和室の窓ガラスを割って建物内に侵入しました。

男性は2階の別の部屋で寝ていましたが、「ドン」という物音に気が付き、男と和室で対峙したということです。

男は男性に向かって「金をだせ」などと言って脅し、男性の手と足をガムテープで縛りましたが、そのまま何も取らずに1階の玄関ドアから逃げたとみられています。

男性は右手の甲に擦り傷と左手の甲に内出血の跡があったということです。

男が逃走したあと、男性自ら「いま泥棒が入ってきた」と警察に通報して事件が発覚しました。事件当時、住宅には男性のほかに男性の妻が2階の別の部屋で寝ていましたが、当時事件には気が付かず、けがもしていないということです。

男は年齢、体格不明で、身長は175センチくらい。黒色のフード付きジャンパーと黒色系のズボンをはいていたということです。

警察は付近の防犯カメラを調べるなどして男の行方を追っています。