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 元衆院議員の宮崎謙介氏(43)が4日、ABEMA「酔うまで生テレビ」(後10・00)に生出演し、実業家の西村博之(ひろゆき)氏(47)と口論になる一幕があった。

 お酒を片手に、「政治とカネ」「政権交代」「新総理の資質」などのテーマで激論を交わす討論バラエティー番組。そこで「政治とカネ」の問題についても話題になり、宮崎氏は「一番負担になるのは秘書給与」と振り返った。

 「私設秘書は自分たちでお金を出さないといけない。私は公設秘書含めて8人。つまり5人分の給与は自腹」だと説明した宮崎氏は、「これを全部、国費にすれば、パーティーも無駄なものはしなくなる」と改善点を主張した。宮崎氏は秘書への給与を除き、手元に残ったのは「月、58万でした」と赤裸々に当時の収入事情を告白。「そこから、国会議員との付き合いもあったので、割とキツキツではありました」と、決して余裕のある給与事情ではなかったと説明した。

 これに、ひろゆき氏は「秘書を5人雇わなきゃいけないのは無能だからですよね?」と反論すると、宮崎氏の表情は激変。「どういうこと?現場分からねえくせに言ってんじゃねえよ。まじで、これはひろゆきさん。本当にぶっとばしたくなる」と撤回を求めた。

 「無能だから秘書が足りないって、バカじゃねえの」「これは国会議員として選挙区を預かった人間からすると、みんな敵に回したよ」と怒り口調でまくし立てた宮崎氏に対して、ひろゆき氏は「なんで、そんなやつの味方になってんですか?」と再び反論した。

 宮崎氏は紅潮した顔で「どんだけ地元から陳情が来るか。どんだけ地元に顔を出さないといけないか。あなたは全く分かっていない。1日でもかばん持ちしてみろよ」と激高に近いほどヒートアップ。

 だが、ひろゆき氏は「かばん持ちをするのは政治家の仕事ではありません。無能だから陳情を聞かなきゃいけないし、かばん持ちをしないといけないんですよ。政治家として法案を作って、法案を通して、日本を良くするのが仕事。カバンと持つことでも、陳情を聞くことでもない。あなたが間違っています」と譲らなかった。

 宮崎氏も怒りが収まらず「実態が分からないのに、そういうことを言うから、政治家の地位が下がる。地元の人の声を聞いてみろ」と話し、2人が言い合いになって場が凍る事態に。そこで、前広島県安芸高田市長で7月の東京都知事前で次点だった石丸伸二氏(42)が「じゃあ、陳情を聞いて、地元を回って、何をされたんですか?それで反論しましょう」と具体的な話し合いに戻して、討論を復活させていた。