大谷翔平選手などが出場した去年のWBC準々決勝の日本対イタリア戦のチケットを定価のおよそ10倍で転売したとして、57歳の会社員の男性が書類送検されました。

チケット不正転売禁止法違反の疑いで書類送検されたのは、都内の会社員の男性(57)で、去年3月にあったWBC日本対イタリア戦の1枚7000円のチケットを、都内の女性(40代)に4枚28万円で転売したなどの疑いがもたれています。

男性は巨人戦のシーズンシートを複数席契約していて、自分が観戦しない試合のチケットも転売サイトで売っていたということです。

男性は、警視庁の任意の調べに対し、「利益はシーズンシートの契約金や生活費にあてた」などと話しているということです。

警視庁は、男性が5年ほど前からチケットの転売を始め、およそ720万円を売り上げていたとみて、調べをすすめています。