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 橋本環奈(25)主演のNHK朝ドラ「おむすび」が9月30日にスタートし、初回の世帯視聴率は16.8%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)と上々の滑り出しだったが、第2回16.1%、第3回15.6%と下降。

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「まあ初回の数字は“ご祝儀”もありますし、その後に少し下がったとしても不思議じゃありませんけど」と、エンタメ誌ライターがこう続ける。

「下げ幅が大きいのは気になりますね。いずれにせよ、朝ドラのヒロインになれば“サクセスストーリー”は約束されたようなもの、というのも今は昔。橋本さんもそうですが、今はすでに人気のある女優さんがヒロインを演じるケースが多い。無名から一気に全国区へ、というわけじゃありません。無名の新人だからしばらくは我慢して付き合ってあげようということはないし、つまらなかったら即、見限られてしまう。コケたらコケたで、あーだこーだとうるさいですし、朝ドラのヒロインってハイリスクですよね」

 確かにそうか。10月期のテレビ朝日系ドラマ「マイダイアリー」で主演する清原果耶(22)も、2021年度前期「おかえりモネ」のヒロインだったが、朝ドラ終了後、初の民放ドラマ主演となった22年1月期の「ファイトソング」(TBS系)の評判が思ったほど上がらず、「初回視聴率9%台から途中6%台に落ち込んだだけでバッシングされていました」(スポーツ紙芸能担当デスク)。

 22年度後期「舞いあがれ!」のヒロイン、福原遥(26)もそうかもしれない。

「朝ドラ終了後に、民放ドラマは23年7月期『18/40』(TBS系)、24年7月期『マル秘の密子さん』(日本テレビ系)の2作で主演していますが、女優としての評価が劇的に上がったかと言えば……。22年前期『ちむどんどん』の黒島結菜さんなんて、逆に人気が下がったような。朝ドラのヒロインになると期待値が上がりすぎて、逆にその後の“足かせ”になったり、主演作が不発になったりしますよね」(前出のスポーツ紙芸能担当デスク)

 浜辺美波(24)は23年度前期「らんまん」のヒロインとはいえ、主演は神木隆之介(31)。そして23年度後期「ブギウギ」の趣里(34)は、秋ドラマのフジテレビ月10「モンスター」でGP帯連ドラ初主演を果たす。

「趣里さんは脇役とはいえ、7月期のTBS日曜劇場『ブラックペアン2』にも出ていましたし、最近の朝ドラヒロインの“ジンクス”も打ち破ってくれるでしょう。現代のさまざまな問題に挑む“モンスター弁護士”を演じますが、エキセントリックな役柄はお手の物。フジ月10はカンテレ制作で、杉咲花さん主演の『アンメット』など視聴率以上に話題になるドラマが多い枠です。趣里さんの評価が上がることはあっても下がることはない」(ドラマ制作会社スタッフ)

 たとえハイリスクでも朝ドラに出るのは、「その後はずっとNHKに可愛がってもらえるから。もちろん実力次第ですが、民放のドラマに出るよりNHKの方が、はるかに世界市場に顔と名前が売りやすい。ハイリターンが見込めるからです」(前出のエンタメ誌ライター)。果たして趣里は、橋本環奈は……。

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 朝ドラの主演俳優は生贄なのか。これまでに多数の女優が撮影期間中にダウン寸前に追い込まれてきた。●関連記事【もっと読む】ダウン寸前説の橋本環奈は10月と3月に危機?広瀬すず、芳根京子、夏菜もNHK朝ドラ撮影で“精神崩壊”…では、女優たちが直面した“精神崩壊”の危機について伝えている。