高安(右)にぶつかる大の里

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 大相撲の秋巡業が1日、東京都足立区でスタートした。新大関大の里(二所ノ関)は大関として初めて巡業に臨んだ。稽古では相撲はとらず、高安にぶつかるなどして汗を流した。浴びる拍手や声援は段違いに多く「うれしいですね。より一層、頑張らないと」と責任感を口にした。

 秋場所後は昇進伝達式、中高6年間を過ごした新潟・糸魚川市でのイベント参加など、多忙な1週間を過ごした。疲れも心配される中で「巡業がスタートしたので、自分の時間が作れると思う。もう切り替えて、今日からまた再始動して頑張りたい」とキッパリ。2場所連続&新大関優勝がかかる11月の九州場所に向けて「今まで通り、基礎基本を忠実にしっかりやって、自分で意識を持ってやっていきたい」とテーマを掲げた。

 6日には地元の石川県で金沢巡業も開催される。秋巡業の楽しみを問われると「地元石川に大関として帰れるのはうれしいこと」と喜びをにじませた。

 また、横綱照ノ富士は取組に入らず、横綱土俵入りを披露。稽古では土俵脇で腕立て伏せやダンベルを使った運動をこなした。