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イスラエルの特殊部隊が、レバノン南部に侵入し、小規模な作戦を実施したとアメリカメディアが報じました。

アメリカの有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルは9月30日、情報筋の話としてイスラエルの特殊部隊が、レバノン南部に侵入し、小規模な作戦を実行したと報じました。地上侵攻に向けた情報収集が目的で、国境沿いにあるイスラム教シーア派組織ヒズボラの地下トンネルで、数か月前から作戦を行っているということです。

この報道に対し、アメリカのバイデン大統領は、「今すぐ停戦すべきだ」と、話しています。

アメリカ国務省は、イスラエルから、地上作戦についての報告を受け、継続して話し合っているとしていますが、ロイター通信によりますと、イスラエルのガラント国防相は30日、「ヒズボラとの戦争の次の段階がまもなく始まる」と述べたということです。

一方、ヒズボラの副指導者は、最高指導者ナスララ師が、先週の攻撃で殺害されてから、初めて公の場で演説し、「地上侵攻を阻止する準備はできている」と話していて、戦闘の拡大が懸念されています。