スポニチ

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 神戸は27日、あす28日の浦和戦(ノエスタ)へ向けいぶきの森で練習。25日の天皇杯準々決勝・鹿島戦(ノエスタ)で5月22日の天皇杯3回戦・富山戦(富山)以来の公式戦復帰を果たしたMF汰木康也が「サイドでドリブル、崩し含めて自分がチャンスメークできれば、今まで以上に前のフィジカルのあるサコくん(FW大迫勇也)、ヨッチくん(FW武藤嘉紀)が思い切ってプレーできる」と意気込んだ。

 鹿島戦では復帰即、90分間フル出場。「すごいポジティブ。まだ100%に戻っていない中で90分出られて、さらにコンディションも上がるんじゃないかなと思うので、そういう部分でもいい試合になった」と手応えを感じている。

 しかもあすの相手は古巣・浦和。勝って、同日に行われる1位広島と2位町田の直接対決が引き分けに終われば、首位浮上の可能性もある。「自分がJ1で試合に出られて、トップのレベルでやれているのは浦和で成長させてもらったから。ブーイングがあるかもしれないですけど、全力でプレーすることが感謝の気持ちを伝えることにつながると思う」と活躍して成長した姿を存分に見せるつもりだ。

 吉田孝行監督も「コンディションは非常にいい。彼は仕掛けられる選手。そういう部分をより多く出せればチームに貢献できる。いつも通りというか、いいときの康也に戻っているなという印象です」と完全復活に太鼓判。王者の底力を赤い悪魔に誇示する。