3人の男の子を育てながら、美しさを日々アップデートしている美容家の神崎恵さん(48歳)に、毎日の料理がしんどくならないためのコツを聞きました。大量につくって冷凍保存、お気に入りの器でモチベーションをあげるなど、最後にはうれしい息子からのプレゼントについてもお話ししてくださいました。

1日ラクができたら、明日またがんばれる

料理をつくるときは大量に! これは私の、家事をラクにするための方法のひとつです。カレーやハンバーグ、揚げ物はその日食べる分以外、仕上げる前の状態で冷凍保存。これがあると「今日はなにもつくりたくない!」という日も焼くだけ、揚げるだけでいいからものすごくラクなんです。皆さんのなかでもやってる方、多いですよね。

【写真】神崎さんのお気に入りの器

子どもたちには、いつだっておいしいものを食べさせたいと思っています。でも献立を考え、料理をつくり、片づけて…を繰り返す毎日は、正直言ってとてもしんどい。そもそも私は料理が好きではないので、「この毎日、いつまで続くのー!」と叫び出したい日もあるわけです(笑)。

でも1日ラクができたら、明日またがんばれるじゃないですか。ラクできる方法を自分のために見つけたり、取り入れたりすることは、心がしんどくなりすぎないための私のルール。料理は毎日のことだから、とても大切なことだと思っています。

しんどい毎日の料理にお皿や食材でときめきを

「ちょっと楽しい」「ちょっと新鮮」も、私にとってはすごく大事なキーワードです。料理し続ける気力は、そんなちょっとしたワクワクが支えてくれると思うから。つけ合わせのキャベツを色鮮やかな紫キャベツに替えてみたり、お気に入りのかわいいお皿を使ったり。見え方を少し変えるだけで、気分が変わる気がしています。

器好きの私の影響か、最近息子たちも器に興味が湧いてきたみたい。旅先で「行きたいところがある」と、器のお店に連れて行ってくれたこともあるんですよ。今年の母の日、長男からのプレゼントはヴィンテージのお皿でした。プレーンな白いお皿なんですが、表情があってわが子ながら「センスがいいなぁ」なんて(笑)。もったいなくてまだ使えていないのですが、見ているだけで心が躍ります。あらためて息子たちが喜ぶものをつくりたいなと、料理へのモチベーションも上昇中です。

お気に入りの器で料理にワクワクを

先日発売した料理本でも使った大皿たち。なかでも古い器に銀彩を施した安田奈緒子さんの作品が大好き。昔と今が重なり合う感じが、とてもすてきなんです。

衣装クレジット:トップス\13970(Nave)、エプロン\3850、ミトン\1650(ともにCookman/BUDDYZ)