女優の志田未来が、テレビ東京の木ドラ24『下山メシ』(11月14日スタート 深夜24:30〜)の主演を務めることが26日、明らかになった。

志田未来

同作は、登山ガイドでフリーライターの西野淑子氏が登山後の楽しみとして「歩かず=登山口や駅、バス停から近い」と「待たず=すぐに入れる」を満たす山麓の美味しいグルメを紹介する『関東周辺 美味し愛しの下山メシ』(山と溪谷社)を原案にしたドラマ。『孤独のグルメ』や『晩酌の流儀』など数多くの食に関わるドラマを生み出してきたテレ東が、今回「山」と「メシ」の掛け算によるオリジナルストーリーを描き、新たな“シチュエーショングルメドラマ”として連続ドラマ化する。

近年、人気が高まる低山登山は、標高が1,000mに満たない山に登山初心者からベテランまでが日帰りでも挑戦できるような登山スタイル。日々の疲れを癒やすために自然に触れ、程よい疲労感が魅力の低山登山だが、ハイカーにとってのもう一つの楽しみは山登りをした後に食べる、その名も『下山メシ』。登山後の身体に染み渡る居心地の良いお店とご飯は、普段は何気なく食べる料理も至極の一品となり、ハイカーたちの胃袋を満たしていく。

本作の主演を務めるのは幼少期から数多くの映像作品で活躍し、今回テレ東では初主演となる志田未来。「山」と「メシ」をこよなく愛する内気なイラストレーター・いただきみねこ役を演じ、昭和の雰囲気をそのままに残した食堂のアジフライ定食や、気取らない老舗の町中華屋が作る炒飯と餃子など、食欲を刺激するえりすぐりの下山メシを気持ちよく食して、視聴者の心と体を満たしていく。

○志田未来 コメント

・ドラマのご出演が決まった時のお気持ち、台本を読んだ感想は?

美味しいご飯は大好きなので食べることがメインのドラマに出させていただくのはとても嬉しかったです。

台本を読んだらほぼ1人で黙々と登山して食事していて、

テレ東でよく観るわたしが大好きなあの感じだ! と、テンションが上がりました。

・演じるにあたっての意気込みは?

頂上付近での食事は実際に何度か経験していますが、下山したあとのメシって切り口が面白いと思いました。

まずはしっかりお腹を空かせるために、自分自身が登山を楽しみながら撮影に挑みたいです!

あとは、声にするセリフではなく心の声で伝えるシーンも多いので、表情豊かに演じられたらと思っています。

・ドラマを楽しみにしている視聴者の皆さまへのメッセージ

美味しいご飯と山の大自然の景色を皆様にお届けできる、ホッと一息つけるようなドラマになると思います。

そして観た方はきっとお腹空きます。ぜひ楽しみにしていてください。

○原作者:西野淑子 コメント

拙著『関東周辺 美味し愛しの下山メシ』がドラマ化?

趣味も仕事も登山というただのライターが、下山後に食べたもののことをつらつら書き連ねただけの本ですけど、本当ですか? 大丈夫ですか?

……お話をいただいたときは疑いと不安しかありませんでしたが、家族一同「孤独のグルメ」や

「絶メシロード」などテレビ東京さんの深夜の飯ドラマが大好きなので、今や待ち遠しい気持ちになっています。ずっと活躍を拝見していた俳優の志田未来さんが主演というのも嬉しいです。なじみの山が、愛する店が、どんな風に登場するのか楽しみですし、ドラマを通じて山を歩く楽しさ、

美味しいもので幸せになる気持ちを、たくさんの方と共有できたら嬉しいです。

○プロデューサー 中村晋野(テレビ東京) コメント

下山メシ……

なんとも"キャッチー"で、なんだか"たくましい"言葉の響きに惹かれ、ふくだ監督に勧めて頂いたのが、出会いのきっかけでした。

そんなきっかけをくださったふくだ監督と、グルメドラマの筆頭に立つ北畑監督とご一緒するこの作品。

すでに、お腹いっぱいの幸せで満たされそうです。

また、主演を務めていただく志田未来さんは、幼少期からずっと拝見していた、私にとっては高嶺の花のような存在の方…

夢のような布陣でドラマ作りができること、宝の山を当ててしまったような気持ちです。

そして、原案の西野先生と山と溪谷社さまからも多大なるご協力をいただき、いよいよ、私たちもドラマ作りの山場に挑んでまいります。

下山したあとに食べるメシは、どんな味がするのでしょう……

よし、下山しよう。





【編集部MEMO】

『下山メシ』あらすじ

フリーのイラストレーター・いただきみねこ(志田未来)は、ウェブ広告のイラスト執筆という仕事の合間を縫って、ここ2年ほど前からは、もっぱら趣味の“登山”を楽しんでいる。そんなみねこにとっての一番の楽しみは、山を下りた後に食べるご飯、通称『下山メシ』だ。登山後の身体に染み渡る居心地の良いお店とご飯は、普段は躊躇してしまうようなハイカロリーな食事さえ、罪悪感なく頼めるから不思議だ。昭和の雰囲気をそのままに残した、食堂のおばちゃんが手作りするアジフライ定食。気取らない店構えとちょうど良い距離感の接客が妙に落ち着く、老舗の町中華屋さんが作る炒飯と餃子。みねこはそんな『下山メシ』を求め、今日もたくましく山へと向かうのだった。