60代夫婦が捨てた「大型家具」4つ。ものを減らすと暮らしがラクになった:2024年8月トップ10
ESSEonlineで2024年8月に公開された記事のなかから、ランキングTOP10入りした記事のひとつを紹介します。
家を見まわしてみると、案外手放しても問題ない家具があることに気づくかもしれません。今回は、暮らしや生き方のヒントをYouTube「60歳からの幸せライフ」で発信しているライフさんに、大型家具を捨てた経験と、得られたシンプルな暮らしの快適さについて聞きました。
※ 記事の初出は2024年8月。年齢を含め内容は執筆時の状況です。
大型家具を減らすと「いいことだらけ」
子どもたちが独立し、夫婦ふたりだけの生活となったわが家は、これを機に、大型家具を手放すことに決めました。その結果、家の中は以前よりもずっと広く感じられるようになり、驚くほど生活が変わりました。
部屋の中は想像以上にすっきり。毎日の動線もスムーズになり、夫婦の時間がより豊かで快適なものとなりました。
ここでは、手放した大型家具を4つご紹介します。
1:「下駄箱」を捨てたらインテリアが楽しくなった
入居当初はこのような下駄箱が設置されていました。
存在感のある下駄箱がどうしても気になり、玄関横の収納スペースに靴をすべて移動して下駄箱を撤去することにしました。
その結果、玄関スペースが広がり、開放感が増しました。これにより、玄関が明るくなり、訪れる人に対しての印象も随分変わったと思います。
スペースを有効活用できるため、デザインの自由度が増し、玄関でインテリアを楽しむことができるようになったのもうれしい変化でした。掃除もしやすくなり、ホコリや汚れがたまりにくくなりました。
また、不要な靴を処分する機会にもなり、持ち物を見直すいいきっかけに。
2:「AVラック」を捨てたらリビングが快適に
子どもたちがいたころは、オーディオアンプやビデオレコーダーその他周辺機器をまとめて、奥に写っているラックにまとめて収納していました。
しかし、どうしても雑然となりがちで、いつも整理整頓が大変でした。ふたり暮らしには必要なくなったので、解体して撤去しました。
AVラックをなくすことで、部屋のスペースが広がり、よりシンプルですっきりとしたインテリアを実現。リビングルームが快適になりました。
また、ホコリや汚れがたまりにくくなったことから、掃除がとてもラクに。
ラックのあったスペースには観葉植物を置き、雰囲気を変えたので、リビングルームがちょっとしたリゾート地にいるような印象に変わりました。
3:洗面所の「ミラーつきキャビネット」を捨てたら、毎日の身づくろいが快適に
以前、わが家の洗面所には、住設メーカーのミラーつきキャビネットが設置されていました。家族の人数が減り、収納スペースは洗面台下の収納庫で事たりるようになったため、思いきって撤去し、そこに大きめの鏡を掛け、小さな棚をひとつだけ取りつけました。
洗面所キャビネットをなくしたことで、洗面所が広々とし、より開放的でスッキリとした空間が生まれました。シンプルでミニマルなデザインに満足しています。
収納スペースが減ったことで、必要なアイテムだけを厳選して置くことになり、無駄を省き、整理整頓がしやすくなりました。
また、視覚的に清潔感が増し、快適な空間が生まれました。実際、掃除が簡単になり、カビやホコリがたまりにいと感じています。
4:「浴室キャビネット」を捨てたら楽しいバスタイムに
浴室にはこちらのキャビネットがありました。
洗面所と同様にこちらのキャビネットも撤去し、そこに一枚の大きな鏡をつけました。
浴室キャビネットをなくしたことで、まず、浴室の開放感が増し、大きな鏡をつけたことで広く見えるようになりました。掃除がしやすくなり、カビや汚れがたまりにくくなりました。
また、収納スペースがないことで、浴室に置くものの増えすぎ防止にも役立っています。なにより毎日のバスタイムが心地よく快適になりました。
ときには暮らしの当たり前を見直して
あるのが当然と思っていた大型家具を手放した結果、暮らしは劇的に快適になりました。広々とした空間が生まれ、掃除や片づけが簡単になり、気持ちも軽くなりました。
私たちは知らず知らずのうちに、必要以上のものに囲まれています。ときには立ち止まって、当たり前と思っているものや習慣を見直してみることも必要かもしれません。